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臨時教員を考える 加藤ブログ

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August 10, 2009
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カテゴリ:臨時教員
 ここ数年、小学校の採用者数が増え、更に今年から採用試験の受験年齢制限が撤廃されたことを受けて、小中の臨時教職員を対象としている私達のサークルの勉強会に参加する新しい方々が増えてきています。年齢層にも幅があり、他の仕事から転職した方、子育ての経験もある方など様々な経験をしている方の参加があります。
 
 しかし、現実は、学校は大変に忙しくどの方も、皆、勉強と仕事の狭間で苦しんでいるように感じます。「忙しい中、一人では思うように勉強できず、サークルに参加して、頑張ろうと思いました」という感想を多くの方が話しています。

 サークルの充実した勉強会も無事終了し、期待と不安で試験結果を聞きます。しかしながら、勉強会の講師を務めるようなベテランの長期の方や、実践力のある方など、当然受かるべき人は、どういうわけか受からないのが現実です。その結果を知ると長年の経験や現場での頑張りが本当に評価されているのか?と感じさせられます。何年も一次は突破するものの二次で不合格が続き、この先の見通しもたてられないままに、採用試験をやっとの思いで受け続けている方も多いのです。

 当初、試験に受かりたいという思いで参加してきた若い方の一人は、厳しい現実を必死で頑張っている長期の方々の状況を知り、「臨採制度は差別的な制度ではないか?」と問題意識を持つようになったそうです。彼は、「仲間とのつながりがあるから自分はがんばれるんだ」という思いから自主的に勉強会の資料を用意し、学習をリードしてくれています。様々な矛盾を背負いながらサークルに集まる長期臨時教員が多い中で、とても力強い存在になっています。
 
 受身ではなく主体的にサークルに関わろうとしてくれる方もいて、私達長期臨時教員に明るい未来を感じさせてくれます。

 忙しさの中で「なぜ教師をめざすのか?」「どんな教師をめざすのか?」教師としての原点を見失いそうになるのが、今の学校現場です。あえて、そのようなテーマを面接練習や論文指導で問いかけながら、そのことをとおしてそれぞれが自分と向かい合い、共により良い教師を求めて繋がっていけたらと思います。





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Last updated  August 11, 2009 10:37:06 PM
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