2010/07/08(木)18:30
誰かのためでなく、自分への愛と自分が望む将来を基準に
私たちは日々、小さな選択から大きな選択まで、いろんな選択を
しながら生きています。何を食べるかということから、人生の進路や
パートナーなど、選択の重みの差こそあれ、日々選択の連続ですね。
その選択が自分の心から望んだ選択なのか、誰かの期待に応えよう
として選んでいるのかで、結果があなたに与える影響は大きく違ってきます。
あなたは、親の喜ぶこと、認めることを基準に、物事を選択したことがありますか?
私は親の基準で選んでしまって後で後悔した経験があります。大学進学のとき、
私は心理学科に行きたかったのですが、親から「そんな学科に行ってどうするの。
もっと一般的なつぶしのきくところに。」と言われ、
まだ世の中を知らなかった私は、そういうものかもしれないと思い、心理学科を
受験しませんでした。
しかし、まわりまわって、今は心理学を学び、それをコーチングの仕事に
活かしています。やはり人の心理を知ることが好きだったのだと思います。
あのとき、自分の気持ちにもっと正直でいれば、こんなに遠回りしなかった
のではとも思います。
自分の本心とつながっていない、別の誰かの基準にそって選択をすると、
「あのときはああすればよかった。」と後悔します。選択したのは自分自身で
あるにもかかわらず、誰かに判断を押し付けられたような気持ちになって文句を
言いたくなります。
自分で選択した結果なら、結果がたとえ失敗に終わろうと、失敗もいい経験だと
思えますが、人の期待に応えようとして失敗すると、○○さんのせいで私は
こうなったと、大きな被害者意識を抱えてしまいます。
まず、選択は大きな力であるということ。そして、自分自身にその選択をする力がある、
責任があるということを、よく考える必要があります。
●自分への愛と、自分の望む将来を基準に選択をする
何かに迷った時、常にここに立ちもどって、自分の選択の基準が、今、どっちなのかを
考えてみましょう。誰かの期待に応えようとして選択しようとしているのか、ちゃんと
自分への愛と望む将来を考えて選択しようとしているのか、と。
そして、時々日頃の自分の小さな選択も振り返ってみましょう。仕事への姿勢、人に対する
態度、自分が使う言葉などから、自分がしている選択を客観的に見つめてみることもできます。
ひとつひとつの選択が人生を作ります。自分への愛と、自分の望む将来を基準に選択していく、
と決めると人生が誰のものでもない、自分のものになっていきます。
けして誰かの基準で物事を決めて、あとでその人に不満を持たないように。
自分の人生が自分のものだと思えるように。
選択は、自分への愛と自分が望む将来を基準にしましょう。
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