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2006.07.28
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ステーションビルの一角にある、とある行きずりの本屋さんでの事です。



本屋を見かけるとおもわず寄り道せずにはいられないという、、

いつもの習性に身をゆだねまして^^。



本棚の合間を縫うようにして

ふらりふらりと回遊していたんですが。。





ふと、ある棚で。。

とある文庫本の背表紙とチラリと目が合いまして、、





魅惑のタイトルに一瞬にして、ココロ撃ち抜かれました^^。



いや、、訳もなく一目ぼれって、

やっぱあるモノなのですね。(笑)



そして肝心の内容は、、

(まだ2章までしか読んでませんが)

がっちりハート鷲掴まれております^^。






計4章で構成されたこの小説の第1章の冒頭の1節に。

とある人物の、こんな言葉があります。


『人間には二種類ある。 本を読む人間と読まない人間。』




く~~っ、、 なんとしびれる言葉、、^^。




そうなんです。

この物語の中心には、1冊のミステリ小説の存在があるのです。



まさしく「好きの、本好きによる、本好きのための」物語と言いきってしまっても

決して言い過ぎなんかではないのではないか、、 とさえ思ったりもします^^。




伝説と化した1冊のミステリと、謎に包まれた作者について。

かなりアクの強い(かなりコアなミステリファンの)登場人物それぞれが

持論に基づいた見解を披露し合い、展開して行きながら、、



ちらりちらりと、主題のミステリ小説のストーリーが見え隠れする。。。



という、なんとももどかしい感じで進行していくんですよ。。




「三月は深き紅の淵を」という謎めいた名前のミステリを

是が非でも、自分も読んでみたい!!!

と、切望してしまう役柄で、


自身も物語に、すんなり参加してしまってたりするんですよね。(笑)



派手なところはないですけれど、

自分も知らぬ間に、、



深く、静かに、どっぷりと。。

底の底まで、引き込まれてるみたいです。。




それと、、、


物語の進行の速度がいまの自分の状態に、

気持ちよくピタリとはまり込んでるんです。




たとえばですね。


(ものすごく自分の場合ですが、、)


「歩きのスピードとリズム。」


これって、自分にとって、
考え事をするのにはこれ以上ないくらいの
最適の速度なんですよ。



過ぎ去る周囲の景色とか、五感すべてから伝達されてくる
自分を取り巻く、あらゆる情報すべてが。


自身から湧き上がってくるコトバやイメージと無理なくピタリとリンクして、

相乗効果でとめどなくあふれてくるって言いますか、、




脳内麻薬の分泌速度と、歩行による消費速度がバランスされてるっていうんでしょうか、、









この物語の進行の時間軸と、現実世界での自身からとめどなくあふれる創造の速度が。

(偶然だと思うんですが)怖いくらいに合致してしまいまして、、、



読書自体から捻出したイメージを踏み台にして、

次々出現する、まったく違ったイメージへ飛び移ってくような感じなんです。





『三月は深き紅の淵を』(恩田陸(著))



まだ読み途中ですが、、

きっと思い出深い1冊となる事と思います。






それと、、

ここまではまり込むには、
受けて側の素地と、そのきっかけってヤツが、とても重要なのです。。



幸運にも、この小説と出会う6時間前に。

とある方の作品を拝見させていただいていたのですが。。


これがとても大きかったんだと感じています。




この作品との出会いを果たしたことによって、、

自身がすでに開放されていたのではないかと。



そう感じたのであります。




鑑賞者の固まった殻を融解させて、
とろりと静かに忍び寄り、

じんわりと音も無く、徐々に内部に浸透してくるかのような。。



そんな素敵な作品と出会えたことに。



いま、喜びと感謝でいっぱいなのです。










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最終更新日  2006.07.31 10:27:39
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