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八丈島編その8 旧八重根港の賑わい

ポイントに向かう前にブリーフィングが行われる。
この旧八重根港は船着場からエントリーとなる。
その時の注意が2点行われた。1点目はエントリーはロープを
つかんで後ろ向きに少しずつ移動するわけだが、波打ち際には
苔が生えていてとても滑りやすくなってるため、気をつけてエ
ントリーすること。2点目は港の左側は漁の網がしかけられて
いてそちら側には行かず、港のへりに沿って右に進路をとる事
だった。

7月のお昼頃はかんかん照りの良い天気。
30度を超えようかといった感じ。私は5mm2ピースのウェッ
トでは汗だくになってくる。いい感じに焦げてきそう・・

旧八重根港はエントリー待ちの長蛇の列。
エグジット優先の原則にのっとってエントリー待ちが一列に
綺麗にならんでる。他の場所からエントリーしようとする人は
1人もいない。これが関東のダイバーなんだなあ・・

そんなことを考えていると自分の番が来る。ずり~ずり~と慎
重に移動する・・苔のところに来ると同時に波が足元に来た!

ずるっつ!と滑って思いっきり海におっこちた!!
うきゃあああ!(××)
八丈島の海は厳しかった。(うそ)
ガイドさんも「大丈夫っすかあ~?」
ちょっと心臓がちぢこまったが無事海の中。
しばらく港のへり沿いに移動して潜行する。
少し港から出ると段々に深度が深くなる。ビーチからでも
18m近くあるので十分だ。

入ってすぐに驚いたのがサーモクライン(温度差のある水の層)
が複雑に入り組んでいる水中。前にすーっと移動するといきな
りひやっとする場所があれば生暖かい場所があったり、一体何
度なんだ?とダイコンをチェック。冷たいところは18度、暖
かいところは26度・・冗談じゃな~い。

事前に掲示板で八丈島の状態の情報は仕入れていたが今年は氷
水塊が例年になく抜けず、1時間違っただけで水温は10度以
上前後するとんでもなく不安定な状態。現地サービスによって
はドライスーツで潜ってるガイドさんも目につくとのこと。

だから東京組に海の中どうやった?と聞いた時に入ってのお楽
しみっ♪て言ったのかあ・・と思った。
透明度はあまり良くない。13m・・・くらいだろうか。
前日に大雨が降ったとかで泥が海に流れ込んでくすんでいるよ
うだ。魚影は思ったより少なく、やたらミギマキがいっぱいい
るのが目に付く。今回が個人で行く初めてのダイビングだが、
このガイドさんはあんまり生物を教えてくれない。

やたらでかいサイズのウミウシが目立つ。
魚も和歌山に比べ、気味が悪いくらいでかい。
釣りのおっちゃん達はこの気味が悪いくらいでかい魚を釣り
上げて喜ぶんだろうなあ。

おっ黄色い筋の入ったアジらしき魚が稚魚を追いまわしている
あれがムロアジかあ。八丈島の名産くさやはこのムロアジを使
ったものが最高なんだとか。今回食べる機会があるのだろうか

そんなことを考えながら潜っているとあっという間に1時間。
200本オーバーのベテランばかりなのでエア持ちがいい。
私でもまだ60近くエアが残っていた。
またもエグジットも芋の子洗い。水中でロープを持ってエグジ
ット待ち。フィンをぬごうとロープを持ちながらかかとから
ひっぱるがまだ新品のフルフットフィンは私のかかとにしがみ
ついて離れない。ロープでくるくる回りながらフィンをひっぱ
っていると見るに見かねたおじ様にひっぱって頂いた。

「ご協力ありがとうございます★」
「いえいえ・・」(^^)

ふっとエグジット地点を見るとフィンをつけたまま上がってい
く姿が。まだあの苔のところをフィンで上がれる自信ないなあ
さかさかと列に並んでのエグジット。

あがってから私達大阪組の2人組はエグジットで波に揺られて
待つ時間が長すぎて、波酔いし、次のダイブはキャンセルした

東京組は元気いっぱい♪休憩所下というポイントへ移動。
大阪組はポイント近くの休憩所で見晴らしの良い場所でごろん
と横になり、海を眺めながら静かな午後を過ごす・・

黒いゴツゴツとした火山岩が海岸線をつくっていて丁度八丈
小島がくすんで見える。

30分程経った頃だろうか。
小学生とおぼしき団体様がぞろぞろと私達の近くで飯盒を取
り出し、夕食の準備にかかっていた。
班によって作るメニューが違い、カレーライスがいれば焼き
そばもいる。

ぐるるるるる・・

お腹が鳴いてる。
そろそろ戻ってこないかなあ・・

すっかり飯盒が終わろうかという時に戻ってきた!
私達もナイトに備えて腹ごしらえ。
アシタバうどんのおいしいお店に連れて行ってもらう。

美味し~い!
さあて、次はナイトダイビングの用意だ!!
遊ぶぞう。

つづく




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