457003 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

その3 私達のショップ探し前編

6年越しに腰を上げ、まずはダイバーになるには
Cカードを取らねばなるまい。

知ってる人は多いと思うが改めて説明すると、
このダイビングをする為に必要なCカードとは
CERTIFICATION CARDの略であり、日本語に訳す
と認定証といったところ。

決して車の運転免許のような法的な効力のない
物なんだ。まあ例えて言えばスイミングスクール
であなたは3級ですよ2級ですよ~といった感じ。
まあ広告文では解りやすいようになのかは解らな
いが”ダイビングライセンス”なんて書いてるの
もあるけど、Cカードを身分証明書替わりに役所
に持って行ったという笑えない話もある。
使えません。

じゃどこが認定するのってダイビングの技術を教え
ている団体があなたはダイバーとしての学科や技術
を団体が定める一定基準の技術を習得しましたよと
いう認定証を世界中の色んなダイビング指導(教育)
団体が発行してる。

その中で一番認定ダイバー数の多い団体がPADI。
元PADIと一緒だったけど考え方の相違で分かれた
NAUI。他にもクマス、SSIなどなどいーっぱい
ある。中には私も聞いた事がない団体もあるくらい。

そしてその認定団体が認めるインストラクターの実習
を受けるわけだが当然人によって教え方は違うし、認
定団体によってもかなり内容が違う。海に潜るには器
材が必要だからある程度の予算も要るんじゃないかと
か考えれば考える程いっぱい解らない事がある。

何はともあれ、まずは教えてもらうショップ探しを始
めなくてはならない。

まず私が実行したのはインターネットを駆使しての
情報収集。ダイビングってどんな事をして、どんな事が
あってお店ってどうやって選んだら良いんだ?

まずアクセスしたのはYAHOO!のダイビングの掲示板。
そして2ちゃんねるのダイビングの掲示板だった。
掲示板自体はあまり好かんのだが本当に良い情報も
転がってる時もあるので情報の取捨選択がキーだ。
そこでダイビングショップには悪徳なショップもある
という事を知り、悪い噂の飛ぶショップは片っ端から
メモを取った。
火のないところに噂(煙)も立たぬだ。

そんな私の動きの一方、もう一人の友達は本屋へ足を
のばしていた。
あの有名な中田 誠氏著の「ダイビングで死なないた
めの本」を買ってきた。
当時私はこのタイトルの本を友人に貸されてギョッと
したよ。ダイビングって下手すると死ぬことがある。
しかもダイビングショップの手抜きや管理の悪さで
事故に遭う事もある。
ちゃんと面倒を見てくれる良いショップの探し方の
指針もあった。

そこで2人で決めたショップ探しの指針は・・
・質問をはぐらかさず、ちゃんと答えてくれる事。
・講習費用が異様に安い所は選ばない
・器材の押し売りをしない。勧めても適正価格で売って
くれて自分に合ったものを納得の上で選んでくれる事。

後は悪い噂の立つ所は除外で2人が通いやすい場所で
あればどこでも良かった。

それを頭に入れた上でショップを探しをスタートした訳
だが候補が中々絞れない。
調べてみると大阪市内は結構な数のショップが
あり、キタ、ミナミ、天王寺周辺に集中している。
やっぱり人の集まる所にあるんだね。

私なりに今まで色んなスポーツをやって来たが、
学校のクラブスポーツを除き、全てスクールは父や
友人の紹介で始めていた。
今回も既にやってる人がお世話になってるショップを
紹介してもらおう!という思考は自然だった。

一番身近なテニスの知り合いは会社つながりで世界を
巡る商社マンが多く、スキー、テニスに次ぎダイビン
グをやっている人は多かった。

片っ端から聞いてまわるとリゾート先でCカードを取
ったよ~という人の多い事!会社の同僚はモルジブで
取った!とか言うし(うらやましい!)Cカードは?
と聞いたらしばらく潜ってないからわからなくなった!

がーん!!

そんな事もあったが大阪市内でショップにお世話に
なってるYさんに紹介してもらうことになった。
Yさんはテニス、スキー、ダイビングを余暇でこなす
バリバリのスーパーキャリアウーマン。小学生の頃
からテニスをしたり、ドイツの友人の大阪見物の
ガイドを請け負ったりとお世話になったりしたりの
良い関係をもたせてもらってる方だ。

ここだけの話だがバリバリのキャリアウーマンだけ
あって主義主張のメリハリの非常にある方で曲がっ
てる事が大嫌いな人。そんな人がお世話になってる
ところなら間違いないだろうという思惑があった。

紹介してもらったお店の場所は天王寺の近く昭和町
という場所にあるんだという。

後で聞いたことだが、Yさんは当時1つの大きなショ
ップにお世話になっていたのが、経営不振でショップ
が倒産。そのショップの元スタッフ経営のショップを
2件知っていてどちらに紹介するか非常に迷ったそう
だが器材を扱ってもらってていつも相談に乗って貰っ
ているショップの方を紹介したんだそうだ。
つまり私達は器材のおまけ♪(笑)

友達は会社のすぐ近くだったので快諾。まずは良いシ
ョップかどうかの品定めに説明を聞きに行くために
電話を私がすることになった。心の中ではもう大丈夫
だろうと思ってたんだけどそれは内緒。

どきどきの今では笑い話のファーストコンタクトをし
ようとしていた。

つづく



© Rakuten Group, Inc.