|
カテゴリ:歌
今日は、コーラスサークルの方で発声指導をしたり、合唱祭で指揮をして下さっている声楽の先生の特別個人レッスンがあった。
サークルから、私を含めて9名が参加。 それ以外にも、伴奏のお手伝いをして下さった方や、託児のお手伝いをして下さったメンバーも。 朝早くから、子供たちを託児メンバーに預けて音楽室に集合。 私が着いた時に、ちょうど先生もいらした。 それから軽く体をほぐして、簡単な発声練習。 9時半から11時半までしかレッスン時間がないから、1分でも無駄にできない。 キッチンタイマー片手に、1人持ち時間10分でレッスン開始。 私の順番は3番目だったんだけど、1番手の子がやってくれちゃって・・・。 参加メンバーのほとんどがミュージカルの曲だったんだけど、振り付きでとっても上手なの~。 彼女の後に歌わなくちゃいけない、残りのメンバーはちょっとツライものが。 どうも先生、歌に関する指導よりも、振りとか踊りに関してのアドバイスばかりして下さる。 ああ、どうしよ~!? 歌さえ暗譜もあやしいってのに、振りなんかほとんど考えてなかったよ~(><) 何て焦っていたら、あっという間に自分の順番! 私は「オペラ座の怪人」の中の、クリスティーヌが歌うアリアちっくな曲を歌ったんだけど、参考にしたDVDのクリスティーヌはほとんど動かずにこの曲を歌っていたので、私もほぼ突っ立ったままたまに手振りを入れたりして歌いきった。 その後の先生によるアドバイスは 「クリスティーヌはもっと若いのよ。それに、もっと現実と回想の部分を違ったように歌って。その手の動かし方だと、ラウルは年配の紳士みたい」 などなど、とにかくもっと若くハツラツとした感じで歌い動くように指導された。 私の順番が終わった後も息つく間もなく、他のメンバーの伴奏をしたり二重唱の相手をしたりと大忙し。 そんな中で、最後に歌った子の「メモリー」には、鳥肌が立つくらい感動した。 歌自体は正直言って、そんなに上手くない。 だけど、感情が声にこもっていて、それが聴いてる観客にダイレクトに伝わってくる。 その時、はっとさせられた。 キレイな声で歌うだけじゃダメ。 発声が正しいだけじゃダメ。 言葉に、音楽に、気持ちがこもってなくちゃいけないんだってこと。 わかっているようで、実は今まで全然わかっていなかったんだなあって、ひどく痛感した。 レッスンの後、30分間のミニコンサートを開いた。 聴いてるメンバーは先ほどと同じ。 だけど、みんな短いレッスンの中で先生にアドバイスされたことを、こんな短い時間の間に少しでも表現しようと頑張っていた。 私も、先ほど言われたことを頭に入れて、もう一度歌った。 だけど、歌い終わっても自分に納得できない。 最後に先生に 「ミュージカルとクラシックでは、歌い方とか違うんですか?」 と質問した。 そしたら 「そうね。ミュージカルの方が、より表現力が求められているかも。すずなさんももっと表現できるように頑張って」 だって。 家に帰ってからも、何だか気分が落ち込んでしまった。 もちろん、発声さえまだまだモノにはしていないけど、発声だけじゃない何かをもっと追求しなくちゃダメだな私。 聴いて下さる方々に、「キレイな声」って感想をもらうより「涙が出ちゃった」「鳥肌が立っちゃった」「幸せな気持ちになれた」と思ってもらえるような歌い手になりたい。 今日のレッスンを終えて、心からそう感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月18日 01時36分33秒
[歌] カテゴリの最新記事
|
|