Tinker Bell

英田サキ作・麻生海画　　　文庫です。





小説家の成瀬聡には、大事なだめワンコがいる。
高校からの後輩の刈谷志郎。
今はマンションの隣同士に住んでいて、
夕飯も一緒に食べる仲だ。
いろんな恋愛を経験してきた聡だったが、
今はこの後輩のだめワンコに片思いをしている。
刈谷はストレートだから、と
自分の気持ちを言えないでいるのだ。
そんなある日、刈谷が、
「好きな人ができた。相手は男なので、男同士のHの仕方を教えて欲しい」
と言い出す。


この話はちょっとツボでしたねえ(^O^)
英田先生、やぱり文章力ありますね。
ものすごい勢いで引き込まれました。
時間あったら、あっと言う間に読んでしまったと思います。

聡視点で書かれてるのですけど、
刈谷が他の男を好きになったとわかってから、
本当の事がわかるまでの心の動きが
もう、自分の事のように、せつないやら、悲しいやら、苦しいやら。
私もどっちかいうと、聡タイプ(^▽^;)
ダメな男に弱いもんでねー(^▽^;)
気持ちがわかっちゃって、きゅんきゅんしました。

それにしても、刈谷の可愛い事！！！！
だめだ(>_<)私もとことん聡タイプ。
可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて仕方なかったです(^O^)
一生懸命に言おうとしてどもってしまったり、
うろたえて、おどおどしたり、
可愛くて、「バカっ！！」って、頭はたいた後、
ぎゅーーーーーーって抱きしめたくなる感じ(〃￣▽￣〃）

この話、刈谷視点で書かれたものも読んでみたいと思いましたね。
和巳に相談してるところ、
アドバイス受けて、死ぬ気で、Hの練習頼むところ、
聡の反応を見てうろたえた時、
いろいろ悩む気持ち、聡を思う、せつない気持ち、
そういうの読んでみたいと思いました。
反対の視点で読みたいなあって、
こんなに強く思ったのはじめてかもしれません。

CDも聴いてみたいですね。
Sさんが、CD＞原作　と、評価してらしたので、
尚更聴いてみたいです。

すごい好きな作品のひとつになりました(^O^)