ほほえみの扉

　ミニバラが咲きました。同じ鉢なのに、うすいピンクとオレンジの花。なんだか不思議です。三年前の誕生日にいただいてから、何度か小さなかわいい花が咲いています

　＜Ｎｏ．１２　普段着　～素顔のままで～＞

　自分の感情や心を感じることなく、心が固まっていたころ、植木を育ても大きくなりませんでした。
　
　少しずつ少しずつ、自分の傷を癒し、感情を味わい、言葉で素直に自分を表現するようになりました。

　すると、家の植木がどんどん育ち、芽が出たり、花が咲き始めました

　私が素直になり、無理をせず、完璧主義をやめ、どんどん楽になっていったからでしょうか。不思議です。

　今日は、子供たちと私だけです。予定もありません。

　長女は、バレエのレッスンに行きます。私と次女は、次女の歯の治療で歯医者さんに行きました。

　その後、デパ地下で、たこ焼きの昼食を取り、おやつを次女とふたりで食べました。

　次女はおしゃべりで、起床すると、ずっと、話しています。

　私が頼んで、次女と手をつないでもらいました。もう、嫌がってなかなかつないでくれません。
　手をつなぎながら、次女とゆっくり何気ない話しをしました。

　小さなかわいいお口は、よく動きます。あんなに小さかったふたりは、いつのまにかこんなに大きくなりました。

　この夏、子供たちは、とても大きくなりました。長女が私を追い抜く日も、もうすぐやってくるでしょう。

　三人で、回転寿司を食べに行きました。次女は、初体験で、ワクワクしています。

　全て初めてで、お寿司が出てくる様子や注文のプレートなど、キラキラと瞳を輝かせながら観察しています。

　そんな様子も、ただただ、かわいい

　最後は、アイスを食べ、満足していました。

　帰り道に本屋さんに寄り、ラジオ体操に皆勤で出席した賞品の図書券で、好きな本を買い、しばらく三人で立ち読み。

　涼しい風のなか、自転車で帰ってきました。

　いつもは、仕事や家事、炊事ｅｔｃ・・・であわただしくしています。

　今日は、ほとんど雑務がなく、ゆっくりとしていました。

　そうすると、身体の力が抜け、リラックスして、心にもゆとりがあります。

　普段着を着ているように、一日、過ごしています。

　ああ、いつも、どんな時も、こんな身体と心の私でいればいいのか。

　簡単なようで、なかなか出来てないなあ。

　そういえば、とても混乱していた小さな頃や十代の頃、こんな時をいちばん求めていたな。

　いつの時も普段着の私で。

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