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テーマ:小説かいてみませんか(122)
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前回のお話
秋の夕暮れ 前編 秋の夕暮れ 後編 真っ赤に染まった空。 太陽が沈んでいく・・。 そして、夜空が広がり始める・・・。 秋の夕暮れ 後編 ウチは・・ウチは・・どうすればいいんだ? 答えられない。 ウチは・・・・アイツは、どんな答えを期待してるって言うんだ? ウチは、横目でチラっと隣にいる依実(えみ)を見る。 依実も「どうしたらいいの?」って顔でいる。 依実も同じなんだ。 ウチと。 悩んでる。 ウチは、質問した張本人・・アイツを見た。 アイツは、うつむいて、答えを待っている。 ・・・どうしたらいいんだ?ウチ? ・・・あれ?前にも・・・こんな事があった。 ウチが小さい頃、どこかで一人の少年が泣いてた。 それで、答えを求めていた。 ウチは、小さかったから、素直に言った。 ・・そうだ。それでいいんだ。 アイツは、ウチの小さい頃言った答えを求めてるんだ。 「なーに言ってるの!あたし達は、絆があるもん!ゆーくんの事忘れないよ!・・・・・これがアンタが求めてたんでしょ?泣き虫のゆーくん?」 「・・・・よく思い出したな。正解だ。でも、泣き虫ゆーくんは、余計だ」 アイツは、ムスとして微笑んだ。 あの小さい頃と同じだ。 あの時もアイツは・・・。 ―――9、10年前――― 「ゆーやけ、こーやけ、カゴの中のー、とおりはー」 あの時は、ウチは、3、4歳の時だった。 ただ、聞いたことのある唄を口ずさんでいた。 それで、一人で・・二人で帰ってた。 丁度、ここの場所だった。 ウチは、立ち止まってた。 グスグスと泣いている同い年ぐらいの少年の手をとって唄ってた。 「・・ヒック・・・ヒック・・」 「んもう!泣かないんだよ!ゆーくん!泣いたってしょーがないよ!」 「・・ヒック・・だぁって・・ヒック・・僕・・嫌だよー・・さーちゃんと別れるのぉー・・ヒック」 ゆーくんは、泣きじゃくっている。 「しょ、しょーがないじゃん!ゆーくんのお父さんの都合で引っ越すんだから!メソメソしないの!男の子でしょ!」 ウチは、必死にゆーくんを励ます。 ゆーくんは、泣きじゃくる。 ウチが男の子みたいと思う。今思うと。 「・・ヒック・・でも、さーちゃん・・ヒック・・僕がいなくなったら・・ヒック・・僕のこと忘れちゃうんでしょ?・・・ヒック・・」 ゆーくんは、泣きながら言う。 イライラしたウチは、言った。 「なーに言ってるの!あたし達は、絆があるもん!ゆーくんの事忘れないよ!」 ウチが胸を張っていた。 「・・ほんとう・・?」 ゆーくんは、泣くのをやめて、あたしをみる。 「ほんとだよ!またいつか会おうよ!」 「うん!そーだね!」 ゆーくんは、涙と泣き腫らした目で、ニコッリと笑った。 「それじゃ、約束!指きりーげんまん嘘ついたら針千本のばーす、指きった!」 ウチとゆーくんは、約束をしたんだ。 「あの時の泣き虫ゆーくんがこんな可愛げなくなちゃうなんて思ってもなかったよ」 「さっきから、言ってるだろう?泣き虫は、余計だ。それにゆーくんと呼ぶなっ」 アイツは、怒った口調で言う。 ウチは、アイツがゆーくんとは、気づかなかった。 でも、少し感づいてたんだ。 それで、依実を見ると唖然と「え?え?」とか言って、キョロキョロしている。 それでウチが依実に話しかけた。 「依ー実」 「さ、紗菜(さな)!どゆうことなの?夕(ゆう)君と知り合いだったの?」 「うーん・・まぁね」 「そ、それじゃあさ!私にも教えてよ!」 「それは、ダーメ」 「えー?何で?」 「ウチとアイツの秘密なの」 ウチは、唇に指を当てていった。 「いじわるー。私って邪魔者ぽっいから帰るね。バイバイー!夕君!紗菜!」 依実は、頬を膨らまして、その場を立ち去って、自分の家に帰っていった。 「さーて。依実帰ったけど・・、今日が約束の日だったけ ?」 「・・違う。後数年後だ」 「それだったら、どうして?」 「・・自分に自信をなくしていた。さっき話したのは、本当だ。お前に会いたかった」 アイツがはじめて、ウチをまっすぐに直視した。 ウチは、アイツの言う事にカァっと顔が赤くなりそうだった。 サラっとあんな事言えば、女の子は、誰だってドキっとしそうだし。 「そ、そうなんだ。ウチと会えなかったら、どうする気だったのよ?ここ来るのだって確立低いんだから」 ウチは、プイとアイツと反対方向を向いた。 恥ずかしいから、顔を見てられない。 「その時は、その時だ。お前に会って、勇気をつけたかった」 「勇気?」 「そうだ。お前だったら、その答えだと思った。だから、俺は、もう一度、前に通っていた学校に通えるかもしれないとな」 アイツは、言う。 アイツにも決断っていうのがあったんだ。 「そうなんだ。結局、学校に通うの?」 「あぁ。通おうと思う。できたら、お前と一緒の学校でな」 「な、なに言ってんのよ!前の学校を通いなさいよ!前の学校で勇気できたら、ウチと同じ学校でもいいけどさっ・・・」 アイツは、絶対ウチをからかってる。 あんな台詞で真っ赤に顔染まるわよ! あんな泣き虫だったのに・・・人って変わるもんよね。 「・・ほう?それだったら、そうしてやろう」 「へ?」 ウチがきょとんとした目でアイツを見る。 あぁ~・・綿棒がほしいよ・・。 「前の学校でやり直す。それで、自信がついたら、お前と同じ学校に通う」 「ちょっ、ちょっっとぉ!!本気にしないでよ!」 「本気だが?」 アイツは、真顔で言う。 表情一つ見せない。 「・・勝手にすればっ」 ウチが投げやりに言って、またプイっと向いた。 「それじゃ、また会おう」 アイツは、ウチのまん前に来て、ウチの手の甲に唇を当てた。ウチは、アイツの体温を感じた。 アイツは、手に唇を当てた後、クルっと歩きだす。 「こらーーー!何すんのよ!」 ウチは、顔を真っ赤にして叫んだ。 あんなの・・はじめてだし! アイツ~・・・かなり性格代わりやがってぇ~・・。 そんな叫んだ声が聴こえた様で、振り返った。 「約束の印だ。またここで会おう」 アイツは、振り返って笑った。 ウチは、笑顔を見て、懐かしかった。 あの笑顔だ。 変わってない。あの笑顔。 ウチは、アイツの後姿をしばらくみつめていた・・・。 ―――現在―――― 「あぁ~思い出しちゃったよ。懐かしいな」 「そうだよねー。紗菜は、結局、夕君と二人きっりになった事教えてくれないよねー」 「だ、だから!言えないの!」 「ふーん?そうなんだ。怪しいなっ」 依実がジローっと紗菜を見る。 紗菜は、あの時の事を思い出したらしく、顔を赤くしている。 「だ、だから!何にもなかったんだってば!」 その時。後ろから誰かが近づいてきた。 それで、声がかかった。 「久しぶりだな」 そんな声が二人の後ろから聞こえた。 まだ、声変わりをしてなさそうな少年の声。 聞き覚えがあるあの声。 二人は、振り返ってびっくりした。 「泣き虫ゆーくん!?」 「夕君!?」 同時に二人が言った。 もちろん、泣き虫ゆーくんは、紗菜だ。 「おい。小林(こばやし)。泣き虫ゆーくんと呼ぶなって言っただろう」 当の本人の夕は、平然と言う。 一年前とほとんど性格は、変わっていなかった。 だが、外見が変わった。 紗菜達より少し大きかったが、今は、断然10cm以上は、差がある。 髪が前より、少し長く、髪がサラサラしているのは、変わっていなかった。 顔つきも大人ぽっくなっていて、女の子だったら、率直に、かっこいいと思っても過言では、ない。 「べ、別にいいじゃない!それが呼びやすいんだから!」 「嫌がっているのに、呼ぶ必要があるのか?」 「それは、ウチの勝手でしょ!」 「あぁ~・・また、私は、仲間外れ?私、二人の邪魔だったら、帰るけど?」 依実は、呆れ気味に二人のやり取りをみて居づらくなったのだろう。 それで、依実が立ち去ろうとすると、意外な人がひきとめた。 「別に邪魔じゃない。居てくれていい」 「・・・それだったら、いるよ?途中、どっか行って欲しいって言われても、いるんだから!」 依実が言った。 依実も少し驚いたようだ。 夕が言ってくれるとは、思っていなかったのだろう。 「・・それで、何の用の?」 紗菜は、呆れ気味に、言った。 面倒くさそうだ。 「何の用だと?前、約束しただろう。俺が自信がついたら、お前と一緒の学校に通うと」 「それで今日いるわけか・・・って!本当なの!?それ!?」 紗菜が軽く流そうとしたが後から、驚いた。 依実も状況をよくわからないので「え?ええぇ!?」とか言っている。 「そうじゃなかったら、来ないぞ」 夕は、少しムスっとした表情で言う。 「本気だったんだ・・・」 「そうだ。これで、約束がはたせるな」 「約束?別れ間際に言ったんじゃなくって?」 紗菜は、疑問に思いながら言った。 「そうだ。覚えてないほうが俺にとってうれしいが」 「何よそれっ!知りたくなるし!」 「その内、わかる事だ」 「もう!!ムカつくーー!!」 紗菜は、言う。 三つの影が地に照らされている。 その夕暮れは、赤くとっても綺麗だった。 三つの影を見守るように・・・・。 Fin 後書き お、終わったー・・・。グター・・・。 この小説書くの疲れた・・。 後編ほとんど考えなしで書いちゃったよ・・。 それより。頑張って完結させたよ。 完結できた事褒めてあげたい・・。 まあ~楽しめました♪ 書いている所で恥ずかしい所もありましたー・・。 もう恥ずかしくって書いてられない・・。 結末は、みなさんのご予想で♪ これから、どんな学校生活を送るのかお楽しみに。 みなさんが読んでくれたら、うれしいです。 最後が適当です。(おい) でも、こんな風に書くのは、好きです。 秋の夕暮れ読んでくれて、ありがとうございました! +-+-+-+-+-+-日記+-+-+-+-+-+- ここっから、本日の日記。 今日は、これ(秋の夕暮れ)に気力を注ぎこみました。 疲れました・・。 ほとんど考えていなかったので; もう疲れたー・・・。 それと、レイアウトを前やっていたデザインに戻しました。 前のほうが良いかなって思いまして; センスがないのは、もともとなので、勘弁してください; それより。移転作業やろうかと思います。 でも、肝心のサーバーさんに何故か、ログインできず苦労しています。 もうどうしてこうなちゃうんだろうと思います・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.21 14:40:56
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