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2008.08.31
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カテゴリ:映画関連鑑賞記
7月分に『攻殻機動隊2.0』の感想を書こうと思っていたけど、書き込みの期間制限の関係で思い出したようにこのタイミングで書こうと思います。

自分が今までで1番戦慄した作品『攻殻機動隊』。



もちろん「2.0」が押井さんのリベンジであることはわかっています。
劇場公開当時はコアなファンだけが喜び、配収的には全然行かなかった作品ですから。
(私も近くで公開していなくて、わざわざ遠出して公開劇場に行ったのを覚えています。『全米ビルボード1位』がなければ、アニメ史に語り継がれることも無かったかも?)

もちろん現在のCG技術がすばらしいことは認めるし、これからもっと進化していくことになるだろうし映像表現としても期待もしています。
しかし初見するまではあまりにもCGとの差し替え画面が多かったら、幻滅してしまうのではないか?という不安がありました。

ところが観ていたら不安は解消。
意外とCG差し替え画面が少なく、違和感も感じない作りになっていて、なおかつ自分が唯一「ここのCGシーンだけ差し替えてほしい」と思っていたシーン(終盤、素子が人形遣いをヘリで追跡するシーンの背景)がしっかり差し替わっていて気持ちよく感動したくらいです。

というか『攻殻機動隊』という作品自体が、今でも色褪ない名作であるという証明ですね。それが押井監督の狙いだったのか?

そして「人形使い」の声=榊原良子さんの話。
もちろんこれも押井監督の趣味と遊びの部分ですが・・・。
個人的に書けば、作品の世界観を考えると前作・家弓家正さんの男性声の方が「融合」感が醸し出されて合っていると思います。
だからと言って榊原さんが悪いと書いているわけではなくて、女性声の人形使いだと女×女で「連れ去られ」感がして、その辺り若干ニュアンスが変わってくるのが、それはそれで受け手側の楽しみとなるかなと。

ただ逆に言えば、それなら・・・
バージョン『2.0』より「1.1」ぐらいでも良かったのでは?と思ったわけで。

     

まあDVDは買うわな~。


<自己評点=後日掲載予定>






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Last updated  2008.10.01 01:07:40
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