2011/05/01(日)00:08
「大震災」なんて言葉はもう使いたくなかった。
地震の時は、真綾さんのライブツアーで福岡にいました。
開場までの時間つぶしに福岡タワーの展望台に登っていた時です。
ギシギシときしむ音がしたので、「間違いなく塔が軽く揺れている=軽い地震」の感覚がありました。
しかし塔から見える福岡の街には異常を感じられなかったので「軽いものだろう。」とその時は思ってしまいました。まさかその時東北太平洋岸の地震の揺れを感じていたなんて想像もしていませんでした。
今にして思えば真綾さんもライブの冒頭、妙に入りづらそうにしてたのも、このことを知ったからだったのか。(そんな状況下ライブをやりきってくれた真綾さんには感謝。)
結局、私がその深刻さを知ったのはライブが終わって、夜遅くホテルでTVをつけた時でした。
もう言葉もありません。無力・・・ただそれだけ。
ライブで浮かれていた自分がすいません。
正直言って、阪神・淡路大震災を経験した私としては油断している訳ではないけれど・・・
もう震災なんてこれで起きないだろう。
起きてほしくないし、起きる訳も少ないはず。
・・・と根拠はないけど、希望的・楽観的観測を持っていました。
・・・というか、持っていたかった。
しかし残念ながら、もっとひどい形で打ち砕かれてしまいました。
自然の前では、時に人は完全に無力です。
被災された方に「がんばって!」とはあまり書けません。
負けない気持ちを持って、ゆっくりゆっくりでも前を向いて歩んでいきましょう。
以上です。