■小説■【夏物語 ~うる星篇~】++真夏のあるの物語++ 「ダ~リン!!」 「ラム!!しつこいぞ!!」 祭りに来てもいつもの痴話ゲンカをしている二人 その二人の後にいるのは面堂、しのぶ、竜之介といつもの顔ぶれ・・・ 「なんか、こういつもケンカされてちゃ私たちが恥ずかしいわ」 「そうか?俺はもうなれたけど」 全く変わらないうる星メンバーである ++ラムとあたるの夏物語++ 「あれ?」 ラムとあたるが振る向くと面堂たちがいない 「しのぶと竜ちゃんはどこ行った?」 「ダーリンが早すぎてついていけなくなったっちゃよ」 ラムはあきれて座りこんだ 「仕方ないっちゃ みんなが来るまで待ってるっちゃ」 「そうだな(せっかくしのぶと竜ちゃんとデートしようと思ったのに)」 あたるは何かに気づき振り向く 「ダーリン・・・ここなら誰も見てないっちゃよ」 「ラ、ラム・・・!!ここならって・・・////」 「食べないと男の恥だっちゃよ」 それはあたるに接近するラムだった 「ラム、こーゆーことはだな、まだ早すぎるんじゃ///」 ラムは黙り込み何も言わず考えた 「そうけ?うちらの星では10歳でやってるっちゃよ」 「ここは地球!!鬼星じゃないの!!」 ラムは立ち上がり電撃をパリパリと出している 「うちとそんなにしたくないっちゃね~!!!!」 「そ、そんなことはない・・・けど・・・」 ドババババババババババババババババババババババババー!! 「・・・むなしい夏物語だっちゃ・・・」 ラムはあたるを引きずりつつ面堂たちを探した ++しのぶと面堂の夏物語++ 「も~、あたる君とラムがいなくなって竜之介君も屋台の手伝いして」 「・・・ここには僕としのぶさんしかいない・・・」 面堂は二人っきりしかいないため身震いしていた 「どうしたの?面堂さん?」 「ぼ、僕、急用が出来てしまいまして・・・」 面堂の背中に悪寒が・・・ 「面堂さん・・・もう少しこうしていたいわ」 しのぶが面堂を軽く抱きしめて言った 「しのぶさん、僕はラムさん一筋です・・・ですからしのぶさんとは・・・」 しのぶはこの言葉を聞いてムッっときた 「そ、そうよね・・・あたしよりラムの方が断然、可愛いものね・・・」 「分かって頂けたで・・なななな!!!」 しのぶは面堂のあばら骨をメキメキとくだいて・・・ 「なにさ、男なんて・・・男なんて・・・」 バキバキボキボキー・・・ ++五人の夏物語++ 「あっ、しのぶ~!!終太郎~!!」 「どこ行ってたのよ、探しちゃったじゃない」 あたるも面堂もまだ気絶したまま 「しのぶ、終太郎に何かしたっちゃ?」 「・・・あばら骨、くだいちゃった・・・」 あまりにもキッパリと言うしのぶを見てラムは苦笑い 「(終太郎と何かあったっちゃね・・・)」 「・・・それより、竜之介どこ行ったっちゃ?」 竜之介の存在を忘れていたラムとあたる 「竜之介君は屋台のお手伝いに行ったわ」 「・・・で、その屋台の名前は・・・」 いつの間にかあたるが起きていた 「あっ、ダーリン気がついたっちゃね♪」 「屋台の名前・・・?海が好きですって」 「・・・海が好き・・・竜ちゃ~んvvv」 あたるの足の速さに一瞬どうすればよいか分からなくなったラムとしのぶ 「・・・ダ、ダーリン、待つっちゃ!!!」 「面堂さん起きて、またラムたちとはぐれちゃうわ」 「・・・・・」 「んも~しのぶ何やってるっちゃ!!ダーリン行っちゃうっちゃよ」 「だって面堂さんが・・・」 「引きずっていけばいいっちゃよ!!」 面堂を引きずるしのぶ、あたるを追うラム、竜之介を探すあたる、手伝いをしている竜之介 この五人の夏物語はまだ遠いようだった・・・ ≪完≫ ----------------------------------------------------------------------------------------- 今回の小説のテーマは【夏物語】です。私の大好きな夏物語をテーマ付けうる星篇に・・・。 行き当たりばったりで書いていったので最後はドタバタでおしまいになってしまいました。 イメージと違うものになってしまった・・・等と後悔後悔です。(泣) 私のイメージはラムとあたるが二人っきりになってしまいドキドキの夏物語と言うイメージでした。(苦笑) 今度、小説を作るときはラム×あたるのドキドキをテーマにして物語を進めていこうかと・・・。 ★最後まで目を通して下さった方、ありがとうございますvvv |