お坊さんになる…タイの習慣。。。マンク、モンク
お坊さんは英語ではMonk,日本語の発音にすると、マンクかモンクですかね?そんなことはどうでも良いのです。私の昔の学生で、現在はある会社の技術者をしているニルットさんが、モンクになりました。といっても、たったの1週間です。普通はもっと長く、1ヶ月くらいのようです。ただし、このモンクになるというのは、タイ社会、特に田舎では大大・・・、重要な出来事だそうです。息子がモンクになるのは親孝行の最たるもの!!モンクの修行を済まさないと結婚もできない、というのは当たり前のようです。さて、ニルットさん、仕事が大成功して、大忙しです。でも、もう36か37歳になりますから、そろそろ結婚しないといけませんね。ですから、忙しい合間を縫って、モンクになりました。モンク修行のあいだはいくつか忘れましたが100近い戒律、虫も殺してはいけない・・・・・などなどがあり、また、あるお経を暗記しないといけません。そして、午後3時に頭をそって、その日は大パーティーをします。彼の両親はコーラートの田舎のお百姓さんです。彼は、苦学して、私が指導教官でチュラロンコン大学の博士になりました。彼の田舎では、彼が唯一人の博士で、他には、幾つかの村をまとめる郡の郡長さんが博士だそうです。さて、坊さんになる日の大ディナー・パーティー、参加者なんと1,000人以上。野外の大パーティーです。彼が働く会社の同僚も30人くらい参加しました。写真が送られてきました。私も誘われたのですが、残念ながら、日本で所用がありました。坊主頭でモンクの衣を着たニルットさんは、本物のモンクでしたね^_^タイでは、このようなパーティーを仕切る専門業者がいます。だから、1,000人のパーティーも問題ありません。お金は?ニルットさんの働く会社の社長も私の教え子で、社長がニルットさんが坊主になるお寺に、結構な額の寄付をし、パーティーも応援してくれます。さらに、参加者が自分の食い扶持くらいのお金を包んできますので、金銭的にはさほど問題ないようです。私は26日からバンコクですが、彼はまだ修行中です。私が帰る前の5月2日(土)には会えるでしょう。まだ、髪が生えてないな!!