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文芸春秋に浅田次郎の【大名倒産】が連載されている。
これがすごく面白い! 特に3月号の最後のページが面白く、その場面だけ4-5回は読んだ。 なんで面白いのかは長くなるので書かない。興味のある人は読んでください。 それで、浅田次郎の他の本を読んでみたくなってBOOK OFFで108円で「憑神」を買ってきて読んだ。 幕末貧乏御家人がツキに見放され、貧乏神や疫病神、最後には死神に付き纏われて苦労しながら、最後は武士の本懐を遂げる話である。 ストーリーの展開に連れて、あれっあれっと思ったことが幾つかある。 一つは、人間と神様とが交わること。憑神では貧乏神や疫病神だが、大名倒産では人間の世界に七福神がかかわってくる。 もう一つは、話の舞台が幕末の江戸城であること。大名倒産では江戸城は出てこないが、確か浅田次郎さんの別の小説では、江戸城開城の折、江戸場内に端座する一人の武士の話があったように記憶している。 3つ目は勝海舟が出てくること。 つまり、浅田次郎氏はこの幕末を主題にすることが得意なんだと言うこと。 それにしても、時代考証がしっかりしていると感じますね。 小説家というのは相当勉強するんだなと感心します。 文藝春秋の来月号が待ち遠しい。大名倒産の続きを早く読みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.20 18:45:36
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