2005.12.01
1945年8月、日本は第2次世界大戦に敗れ、国土が灰燼に帰した。
その混乱から立ち直り、1960年代から1970年代にかけて急速に成長し、世界の奇跡といわれる産業の復活を果たし、一時はJAPAN AS NO.1とも言われた。
この急成長に果たした官僚の役割は大きい。
しかし、1980年代以降の低成長とバブル、そしてその崩壊は、同様に官僚の腐敗を象徴する。
稲葉清毅著「霞ヶ関の正体」晶文社、1995円。
副題は--国を滅ぼす行政の病理--
「費用対効果を無視したムダな公共事業が続けられ・・・・・国民のニーズとのミスマッチを引き起こした」
「薬害エイズ、BSEや北朝鮮拉致問題への不作為」
「国を導く霞ヶ関がそれぞれ俺の省庁(クニ)俺の部局(ムラ)に分かれ、己の省益・局益を優先して動く戦国争乱状態になっている」
『省益あって国益なし』の官僚たちの『脱世界性』がすごく良く描かれている本だそうです。(中日新聞11月27日の記事の受け売りです)
悲しいねえ!!
我々庶民はいったいどうすれが良いのだろうか??
最終更新日
2005.12.01 12:50:03
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