テーマ:花めぐり・花あるきの旅(618)
カテゴリ:花めぐり
渡良瀬遊水地は東京から約60キロに位置し、 茨城、群馬、埼玉、栃木、の4県にまたがっています。 その面積は東京ドーム700倍・約33平方キロ 人工的なものとしては日本一の遊水地です。 遊水地の中には渡良瀬川、思川、邑波川の 3河川が流れ、利根川に注いでいます。 その役割は2つあり、 1つは、遊水地にある調節池に洪水をため水害を防ぐ事、 もう1つは、ハート形をした谷中湖に水をためておき 渇水に備える事です。 先月の台風17号、18号で冠水した渡良瀬遊水地ですが あれから約3週間、植物はどうなっているのか? 先生があの大雨だった時の写真を 見せてくれました。 渡良瀬川、思川、邑波川があふれて ハート形の谷中湖も冠水しています。 指を刺している所が私たちがいる子ども広場 レンタサイクル前です。 渡良瀬川が危険水位に達したので それぞれの川にある越流堤(えつりゅうてい)から 谷中湖や調節池に川の水引き込んでいます。 その水が多かったので谷中湖もこんなに 冠水したのだそうです。 奥に見えているのがレンタサイクルの小屋ですが この小屋の屋根まで水が来たそうです。 なのでこの辺りの木は私の身長より上 の2メートルくらいまで葉っぱが 泥水で白くなっていました。 春に白い花を咲かせていたコブシは、 今赤い実になっていますが、これをカラスなどの 鳥たちが食べて種を運ぶそうです。 落ちていた実を割ると中から赤い実が出てきて その中に黒い種が出てきます。その形がハート形 コブシの種がまとまって落ちていました。 こんなにまとめて鳥が食べたんでしょうかね。 エノキ この木の下にも鳥のフンがいっぱいで 糞の中に実を食べた後の実の種が落ちていました。 こうして鳥たちが種を運んで植物がまた育っていきます。 コナラ これはススキではありません。 渡良瀬遊水地内にはほとんどススキはないそうです。 先生が実際にススキを持ってきてくれて オギとの違いを見せてくれました。 オギ(イネ科) ここでオギのめしべ、雄しべを観察 ルーペで見ないとわかりませんがブラシ状のがめしべ、 下にゆらゆらゆれているのがおしべ オギとススキの違い 触った感じがオギの方がふわふわ感があってなめらか 色が白っぽい。 上がススキ、下がオギ イシミカワ 画像ではわかりにくいですが、 水に浸かった部分は枯れていて 横からわき芽を出して 約3週間で約10センチくらい伸びているのがわかります。 ツユクサ カナムグラ(クワ科) 多年草、つる状でヨシやオギにからみついてなぎ倒す。 茎に下向きのトゲがあってざらつく。 このあとメハジキ、ワタラセツリフネソウなど 観察につづきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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