2008/04/20(日)22:13
映画『マイ・ブルベリー・ナイツ』
歌姫ノラ・ジョーンズとウォン・カーウァイが贈るラブストーリー
恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込む。
そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミーと、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。それからのエリザベスは、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが
日課になる。しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。
恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ったのだった…。
香港が世界に誇る名監督ウォン・カーウァイが、ハリウッド俳優を起用した初の全編英語作品。舞台を香港からアメリカに移し、さらにカメラマンも『欲望の翼』以来タッグを組んできたクリストファー・ドイルから『セブン』のダリウス・コンジに交代しているが、カーウァイ独特の世界観は健在。主演は、演技初挑戦とは思えない堂々たる演技を披露した歌姫ノラ・ジョーンズ。彼女のセレクトした楽曲が中心のサントラも素晴らしく、95分の映画体験を至福のものにしている。さらにカーウァイの自由な演出法に刺激されたのか、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマンらが見せる活き活きとした表情も見どころ。
ノラ・ジョーンズが好きなので、この映画は、映画を観るというより、
聴きに行くつもりで行ってきました。
ちょっとレトロな感じとノラ・ジョーンズの声はとても合っていましたが、
ストーリー展開も遅い。。。短い映画だったから、良かったものの、
深夜一人でみてたら・・たちまち睡魔に襲われそう。
内容は、失恋して、次の恋に進むためのリセット期間の話がメイン。
もっと甘くて切なくて癒される映画と思っていたので、
ちょっとがっかり
リセット期間に出会う人々が クセのある人ばかりで・・・
テーマは『愛』なんだけど、執着を愛だと思って、命を落としたり、
猜疑心で生きてきて、親の愛すら信じられず、死に目にも会えず。
結局、人って自分の利益の為に人を好きになる・・・
と、書けば寂しい人間って思うけど
でも、自分の中の何かを満たすために、人を好きになるんだよ。
それを、エゴに感じないように、恋って名の魔法にかかってしまう。
魔法が解けても自分を満たす為に、
人をコントロールしようとする。
愛しているのなら・・・
きっと理解してくれるはず・・・
解けてしまった魔法を打ち消すように
そして、溝が出来る。
あ~あ、そういう回路に入っちゃった。
またまた、好きになるってどうやったっけ???
状態になっちゃうなぁ
そんなこと言っても、魔法にかかってる時は、
やっぱり楽しいね(笑)
映画のコメントで、いただき!って思ったのが、
ブルベリー以外のケーキは、完売状態なのに、
不味くもないのに、ブルベリーだけが売れないのね。
『どうしてなの?』って問いに
『理由なんてないんだよ。ただ選ばれなかっただけなんだ』
きっと、私は、自分の選んだものに誇りを持てる人間だから、
私を選ぶ人も、自分の選んだものに誇りを持てる人間だと思う。