テーマ:とあるカップルの軌跡(502)
カテゴリ:日常
今年もヒロシ宛てにこの郵便物が届きました。 「被爆二世健診」のお知らせ。 私は被爆三世なので、こういった特別健診はありませんが、 ヒロシは毎年この健診を受けています。 ヒロシマに原爆が投下されてから63年。 朝、平和式典の中継を見ようとテレビを付けるとローカルアナウンサーが出ています。 それを見て「ああ、この番組は広島でしか放送されていないんだなぁ。 昔は、朝早くから全国放送されていなのになぁ・・・」 と、少し寂しい思いがしました。 原爆が投下された時刻の8時15分。 自宅でヒロシと一緒に起立し、黙祷。 その後もテレビ中継で広島市長の平和宣言や、子供たちによる平和の誓いを聴いていました。 すると・・・ 「途中ではありますが、まもなく番組の放送時間が終了します。 続いてこちらの番組をご覧ください」 と途中から全国放送のワイドショー番組に切り替わります! これにはさすがに憤りを感じました。 子供たちが原爆について学び、一所懸命、平和を訴えている最中なのに、あんまりです。。。 放送時間、たったの30分。 被爆地広島でも、テレビではその程度の扱いです。 63年の月日とは、こういうものなのでしょうか? (もちろん、全てのテレビ局ではありませんが・・・) 私の祖母は原爆の後遺症で髪が抜け落ち、若い時からずっとカツラを被って生活しています。 未だに原爆のことは、思い出したくないと語りたがりません。 ですが、身近に被爆者のいる私たちはあの日の出来事を後世へ伝えてゆく役割があります。 あの日起こった出来事が、いつの日か思い出に変わってしまわないように、 きちんと話を聞いておこうと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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