和解
【6月23日の日記より】「覚悟を決めました」とメールが入った。別れを告げられるかも知れない。電話ではなく直接話をしようと家に向かった。久々見るヒロシは覇気がなくやつれていた。でも精一杯の笑顔で私を迎えてくれている。一日来てないだけなのに、もう随分会っていないような気がする。「オレの所へ戻ってきてください。お願いします」と土下座する姿が哀れに思えた。つまらないことに焼いている自分を恥ずかしく思った。でも事実は事実。私は傷つき苦しんでいる。理由はどうあれ「婚約している」という立場・自覚をもっと持って欲しい。2度目の結婚。もう失敗は許されない、という思いが相手に厳しくあたる。いつになく真剣な目。この人を信じて大丈夫かな?