レインボーマジカルイースター 「太陽の国」 つづき 3 井上ちひろ
するとすぐに、鳥の丸焼きと魔女ジュース(ストロベリー)がでてきました。そして、皿とナイフとフォークもでてきました。そして、三人は味付けをするとすぐに食べ始めました。イナズマがとなりに座りました。 「知ってるかい?明日、ペットラービー競争をやるんだ。それで勝ったペットとその飼い主には褒美がもらえるんだって、それで一番優勝しているのは今五学年のピクヨ・アジャントなんだ。」 「何勝何敗なんだい?イナズマ君。」 「一年に三百回きょうそうがあるんだ。ピクヨは四年間で千二百回優勝してる。そう、負けたことがないんだ。ペットは、スカイドックス。」 頬を赤く染めてゆっくりと言いました。 「ねえ、僕もペットラービー競争でノアンを出してみようかな。」 「いいじゃない。出してみたらどう?」 「なぜそんなことを言うんだい?」 クレアの代わりにリリアが答えました。 「あなたのノアンは早いからでしょ。」 「そうか。」 イナズマがはっきりというと、 「私、みんなを連れて校庭で遊んでくるわ。」 「みんなって?」 「私のペットよ!」 そして、リリアは行ってしまいました。そして、一学年はみんな寮に帰っていきました。そして、ゆっくりやすめるっとおもったら「一学年は集まれ集まれ大急ぎ!なるべく涼しげな格好をしろ!」 なので、またいちがくねんは涼しげな格好をしてから校長の所に向かいました。そして、校長は後ろに列を従えて校庭に歩いていくと… 「あっ、赤の馬車だわ!」 クレアがいいました。そして、その中にはいるとアルカルがいました。 「チョットハヤイノデスガコチラニマイリマシタ。クニノミンナハトテモタノシミニシテオリマス、ハヤクイラッシャッテホシイトミンナイッテオリマス。ワタシモトテモタノシミデス、チナミニモウシュッパツシヨウトシテイマスノデスコシダケノワカレノアイサツヲシテオイテクダサイ。デハ、シュッパツイタシマス。」 そして、すごい音がしたと思ったら空に浮かんでいました。一つの馬車に四人ずつです。リリアとピョレマーイとクレアと校長が一緒になりました。アルカルが説明をしました。 「コノバシャヲヒイテイルウマハアカゾラウマトイイマス。ナゼアカゾラウマナノカトイウトアカイロデスシアカイユウヒノトキニウマレマスシソラヲカケルノデソウイワレテイルノデス。ホカニシツモンハアリマスカ?」 「これから行くところはどのくらいあついの?」 ピョレマーイが言いました。 「ケッコウアツイノデスガ、アツイノヲスズシイトオモウマホウヲカケルノデダイジョウブデス。」 「そうなんだ。みんな魔法を知っているのかい?」 「モチロンシッテイマス。デモ、オヤカラナラウノデス。ガッコウニハイキマセン、フツウノモジヲナラウヨウナカンジノガッコウニイッサイカライッテサンサイデソツギョウシマス。タイヘンデシタヨ。」 「そんなに大変なのかい?」 「エエ、トテモタイヘンデス。メガミサマハヤラナクテモイイノデス、ナゼカトイウトナガイアイダイキテイルノデモウマホウナドヲゼンブシッテイルカラデス。」 「あと、どのくらいでつくのかしら。のどがかわいたわ。」 クレアが、アルカルにききました。 「アト、ジュップンデツキマス。ノドノカワキハ、ツクマデオサエラレマスカ?」 「ええ、10分なら大丈夫よ。」 「ソウデスカ。デハ、ショウカイヲシマショウ。ソチラノコトハモウシッテイマスノデ。マズ、ワタシハアルカル・スクニュラル。アカゾラウマをアヤツッテイルカタワ、クラル・ジジュムラデス。ヨロシクオネガイイタシマス。マダホカニモイッパイナカマガオリマスノデクニニツイタラゴショウカイイタシマス。」 「あ、うん。ありがとう。ところで、なんかあつくなってきたんだけど。」 「ソロソロスズシクナルジュモンヲオカケシテオキマスネ。『メラモネカモータ!人体よ、涼しくなれ!』」 「うわあ、いきなり寒くなってきたよ。クション」 クレアも言いました。 「私も寒いわ。どうして?涼しくなるんじゃないの?アルカル。」 「チョットジュモンガツヨクキキスギタヨウデス。チュウトハンパニシロトイワレテイタノヲワスレテイマシタ、ではもう一回。『メラモネカモータ』」 「ああ、やっと涼しくなったよ。」 「サア、オリマスヨ。クラルサン、オリテクダサイ。」 「オッケーワカッタ。」 そして、待たすごいおとがしてやっとつきました。そして、降りると全面ほとんど赤ばかりで空が青色で一番目立っていました。アルカルが、 「ヨウコソ、タイヨウノクニノヒトツメノイチバ。アルリゲートデス!カンゲイイタシマス、ミナサン。」 そして、校長が降りてリリアとクレアとピョレマーイとアルカルだけにささやきました。 「いいかね、みんなが気がつかない間にアルカルの家に行きなさい。わかったかね、わかったかね?」 「ワカリマシタ、デモミンナワタシタチヲミテイマス。ヒトツモスキガアリマセン。」 「大丈夫だ。私がみんなを引きつける。」 そして、大声でほかの生徒達に声をかけました。 「みんな!こっちちょうも~く。」 そして、みんなが校長を見ている間にアルカルが言いました。 「サア、イキマスヨ。ハヤクイキマショウ。」 そして、静かな声で 『レマ 移動せよ 』 と、呪文を唱えました。すると、背丈がラービーより大きい草の中にいました。そして、アルカルがどんどん歩いていくのでみんなもついていきました。 「イイカイ、ミンナオトヲタテナイデアルイテクレヨ。ソウシナイト、レドフォックスガキテシマウ。サア、アソコニミエルアナガボクノイエダヨ。」 たしかに、赤色の土の中に穴がありました。そこの中にアルカルが入って、リリア達も入るようにと合図しました。そして、中にはいるとろうかが長く続いていました。 「ハイッテスグノトコロ、ソウヒダリノアナニニイサンノアットルガイル。アットルノホウニイッテショウカイシヨウカ。ネッ。」 「いいよ。」 「いいわ。」 「そうしましょ。」 そして、また穴の中にはいるとふつうのドア(そして赤色)がありました。そして、アルカルがそこをノックすると 「ハイリナ、アルカルダロ。」 「ジャア、ハイルヨニイサン。」 入ると、そこは赤色のソファに赤色のイス。赤色のタンスに赤色のベッド。赤色の机に赤色のテレビ。赤色のしょうぞうか。赤色のグッズでいっぱいでした。 「アルカル。コチラガ、イチガクネンガタダナ。キミタチ、ボクハアット・スクニュラルダ。キミタチモオシエテクレルカイ?」 「ボクハ、ピョレマーイ・ピルウハットシャルグ。」 「ワタシハ、リリア・マジカルレインボー。」 リリアが紹介するとアットとアルカルが一時見とれました。 「ワタシハ、クレア・レイン。」 アルカルとアットは、クレアとリリアに見とれてしまいました。そして、アルカルが 「ニイサン、ソロソロリビングニイコウヨ。ミンナマッテイルハズダモノ、カゾクゼエインイルカイ?」 「アア、キョウハミンナイルヨ。ジャアイコウカ、オレハサキニイッテルゼ。『レマ』」 そして、消えました。ピョレマーイが言いました。 「ナゼ、アットハイドウセヨヲイワナイノカナア。」 「ニイサンハワタシヨリヒトツトシウエデスカライドウジュモンモレマダケデイケルノデス。ジャア、ワタシタチモイキマショウカ。『レマ!移動せよ!』」 そして、またまたいつの間にか違うところに来ていました。そこには、あわせて三十六人のアルカルの家族がいました。その中の女が全員ピョレマーイに見とれていました。 「ネエ、アルカル。コノオトコノコトッテモハンサムデカッコイイワ。ネ、ソウオモワナイ?」 「ウ~ン。ドウカナア、ワカンナイヨアディネエサン。」 「ネエ、アナタガタオナマエハナンテイウンデスカ?」 お母さんのアロクが聞きました。 「ボクハピョレマーイ。」 「ワタシハクレア。」 リリアは、 「アッ、イナイ!クレア、リリアハドコニイッタノ?」 「シラナイワ。ワタシシラナイ、ホントウヨ。今気づいたの!ピョレマーイ。」 そして、窓を見ると… 「アッイタ!アンナトコロニイル!」 リリアは、高い高い丘にいました。 「アノオカハ、タイヨウノオカタイウタイソウスバラシイオカダヨ!イッカゲツノイチド、メガミサマガアイツノイルトコロデオヤスミニナルンダ!ダカラ、アソコニノボッテハイケナイ!」 「リリアを、リリアをあいつなんて言わないでちょうだい!」 そのとき、クレアの心に誰かが読んでいるような響きがありました。クレアは、窓を見るとリリアには羽がありますそして、リリアのところに行きたいと思い、思いすぎて窓からリリアの方にジャンプしてしまいました。落ちたっとおもったら浮かんでいます。そう、クレアにも羽が生えたのです。そして、羽で羽ばたいてリリアの方に飛んでいきました。ピョレマーイも、同じ思いだったので羽が生えてリリアの方にいけました。アルカルの一家はそれを呆然として見つめていました。リリアの所に二人がついたとき、リリアは立っていました。そして、言いました。 「女神、友達よ現れてちょうだい。」 そういうと、リリアの前に光が集まりました。そして、光がたくさん集まるとその中から美しい人がでてきました。ラービーではなく、人でした。そして、言いました。 「久しぶりだわ、リリア。よかったわ、三人ともみんな神の紋章がある。その翼に彫り込まれているわっかが紋章よ、さあみんないらっしゃい。私の、部屋に。」 そういい終わるとリリア達の後ろを見ました。リリア達も、後ろを見ました。すると、この国のいつも威張っている悪い感じがする妖精達が集まっていました。 「メガミサマ、ナゼカミノツバサヲワタシタチデハナクチガイコクニノモノニツケタノデスカ!ワタシタチハメガミサマノヘヤニナンテイッカイモイッテナイ。ソンナ、ダラシナイモノタチヲイカセルヨリワタシタチヲイカセテクダサイ!」 「ソウダソウダ。ソウデスヨ!メガミサマ、テンテルノイウトオリニシテクダサイ。」 「あなた達は、思っているのですね。では、あなた達にも翼をあげましょう。そら。」 そして、後ろのもの達に全員に翼が生えました。前の赤色の翼はなくなって。そのとき、アルカルの一家がやってきました。 「メガミサマ、ミンナアクマノモンショウガツイテオリマス。キットワルイコトヲシヨウトオモッタノデショウ、ワタシタチハイマキメタノデス、カワリニバツサレテモイイデスカラホカノモノタチヲユルシテイタダコウト。ユルシテイタダケマスカ?モチロンカワリニバツサレマス、オネガイデス」 「あなた達は、罰出来ません。あなた達も、一緒にいらっしゃい。ほら、つばさに神の紋章があるでしょう。さあ、ほかの方たちはその翼をやりましょう。さようなら。」 「アノウ、メガミサマ。ワタシタチナンカガホントウニイラシテイイノデスカ、タイヨウノキュウデンニイクナンテ。」 「太陽の宮殿っていったい何ですか?あのう、サンル・アピトルさん…」 「宮殿に、つれていってくれるなんてうれしいわ。久しぶりだものね。入学する前はいつも 行っていたわ。」 「イツモイッテイタ?キュウデンニイツモイッテイタノカイ、エーットリリアサン。」 「そうよ、アルカルさん。そして、女神は本当はね…」 「あら、いっちゃいけないわ。言ったら困るものね」 「ソウデモナイデショウ、イイタクモナルワ。」 「ようせいごでしゃべらないでちょうだい、気味が悪いわ。」 「わかったわ、あらついちゃった。」