私の音楽的生活

2003/03/22(土)22:05

とうとう戦争が・・・

政治・社会(90)

・・・始まってしまいました。世界中の人のいったい何割がこの戦争を望んだというのでしょう?アメリカは自由と民主主義を主張するなら、世界中のすべての人達の意見を聞いてから行動すべきです。国連を無視して戦争に突っ走ったアメリカに、もはや民主主義や自由を語る資格はない。血に飢えた猛獣としか言いようがない。確かにフセイン政権は危険な存在かもしれない。しかし、世界中の目で監視して、悪い事が出来ないように牽制する方向もあったはず。いくらフセインでも、世界の国々を敵に回して悪事を働くほどバカではないはず。それは自殺行為だから・・・それなのに、一方的に戦争を仕掛けたアメリカの本当の意図は・・・?佐野元春さんが今日のラジオで言っていた言葉・・・「戦争のためなら何をしてもよいという乱暴な理屈がまかり通ってしまうこの現実に僕は怒りを覚えます。屈折した大人の論理、大人達の様子を静かに見ている子ども達はどんな思いでいるんだろう、それが気にかかります」私はとても共感しました。私達はいつも大人の論理を振り回して行動しがちです。アメリカがいくら自由のための戦争だと言ったところで、イラクの子ども達には、恐ろしい体験だけが心に残るでしょう。勝っても負けても、戦争によって傷つけられた子ども達の心は癒されることはないでしょう。そしてその心は新たな憎しみを生み、将来、アメリカに向けての報復として返されるかもしれません。このような憎しみの連鎖を生むのが戦争の本質です。どんなに正当化したところで、人の心に芽生えた恐怖や憎しみを消す事はできません。9.11テロ事件だって、結局は長年アメリカに恨みを抱いて育った子ども達が成長してテロリストになったというだけの事です。アメリカは自ら招いた悲劇に泣いたのです。そして9.11の何倍もの犠牲者をアフガニスタンに出しながら報復したのに、ビン・ラディン1人殺す事ができませんでした。テロで死んだアメリカ人の命に対してはあれほど大きく嘆いていたのに、アフガニスタンやイラクの人達の命は「正義のためには仕方ない」で済まされる程度の重さしかないのでしょうか?アメリカはいつも強者の論理で行動しています。だから、弱い立場の人間の人権などお構い無しです。私達にとって大切な事は、常に一番弱い者の立場にたって考えていく事だと思います。戦争とは、いつも弱い者が一番犠牲になる非人道的な行為です。正義の戦争なんてあり得ません。どんな理屈を付けたとしても・・・。

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