私の音楽的生活

2007/11/04(日)16:21

こんなに食べ物を捨てていいの?

食と健康(12)

大学生の娘が近所の弁当屋でアルバイトを始めました。 時給は安いのですが、いろんな料理が覚えられるとのことで、仕事は面白いそうです。 この弁当屋は、弁当のほかお惣菜もいろいろあり、家庭の味が売り物です。 スーパーのお惣菜に比べると、味も濃くないし、油っぽくもないので、私も忙しい時にはよく利用します。 さて、娘はバイト帰りにたくさんの余ったお惣菜をもらってきます。 「余ったのは捨てるから、もったいないのでもらってきた」のだそうです。 毎回、ハンバーグや揚げ物、煮物、サラダなど、何種類ものお惣菜が廃棄として、娘の手によって持ち帰られています。 娘がもらってくる分は、捨てる分のほんの一部です。 そういえば、息子が大学生の時にはコンビニでバイトしていて、やはり毎日大きなごみ袋何個分ものお弁当を捨てているようでした。 最初のうちは、もったいないからと捨てる分の中から、家で食べられそうな分だけ選んで持ち帰っていました。 すき焼きセットや鍋焼きうどん、そば弁当や幕の内弁当など、それこそ買えば何千円分もの廃棄をもらってきていました。 一日に捨てる総量はゴミ袋3~4個分ほどになるようです。 たった1件のコンビニでこれだけのこれらのたくさんの食べ物が、毎日毎日廃棄処分されているのです。 コンビニ、お弁当屋、スーパー、レストランなど、およそ食べ物を扱う所をすべて合わせたら、この日本全体ではいったいどのくらいの食べ物が捨てられ続けているのかと考えたら、本当に恐ろしくなってきました。 そういえば、学校給食でもかなりの残菜がでるそうです。 日本で一日に捨てられる食品の量は、おそらく飢餓に苦しむ発展途上国数ヶ国分の人々を救う分量に匹敵するのではないかと思いました。 こんな贅沢な無駄遣いの生活は、きっと長くは続かないと思います。 いつかきっと、日本は飢えに苦しむ日がきます・・・・ それは私たちではなく、私たちの子孫の時代かもしれませんが、少なくとも今の私たちは、子孫に負の遺産を作り続けていることだけは確かだと思います。

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