私の音楽的生活

2008/03/04(火)14:16

バリ島LOVE その2 バリでカルチャーショック

旅(34)

空港からホテルに向かう途中で見かけた像・・・これはいったい誰? 午前11時発のガルーダインドネシア便に乗って、バリに到着したのは夕方6時頃。 入国手続きを終え、荷物を受け取ると、ロビーの周辺に居た空港職員風の男達がいっせいに駆け寄って来て、私達の荷物を持とうとしました。 ああ~、これが例の偽ポーターか・・・・。 勝手に荷物を運んで法外な料金を請求する輩がいると注意書きにあったっけな。 群がる男達を振り払って、ようやく空港の玄関を出ると、HISのロゴが入った服を着た人達が待っていました・・・・・ふう、これでひと安心 「安いツアーなのでホテルは期待しないでくださね」 ツアーの予約をした時に、そう言われていたのでいったいどんな所かとちょっと心配していたのですが、予想に反して意外にマトモなホテルでした。 ・・・が、びっくりしたのはホテルのロビーが外(?)にあったことです。 正確には、外というよりロビー部分がオープンエアになっているということです。 壁もなければドアもない・・・、道路からまるみえの室内(?)です。 後で知ったのですが、ドアも壁もなくオープンエアスタイルで、天井で大きなファンが回っているだけでエアコンも無い・・・、バリではそんなレストランやカフェがほとんどなのです。 でも、不思議とここではそういうお店のほうが解放感があって、リラックスできるのでした。 ホテルの部屋のベランダから朝日を望む 部屋は、質素だが掃除が行き届いて清潔、まずまずの満足度。 部屋に落ち着いて「やれやれ」と思ったら、もう夜の9時。 時差があるので日本では10時です。 気付くとお腹が空いていたので、食事に行くことにしました。 ホテルはマタハリバンガローという名前で、場所はクタのレギャン通りに面していました。 クタの繁華街という感じのにぎやかなレギャン通りは、夜でも人通りが多く、店もたくさんあったので、辺りをぶらぶらしながら食事をする店を探すことにしました。 ・・・が、言葉もあまり知らないし、何しろ外国なのでちょっと不安があり、とりあえず近くの大衆食堂風のお店に入りました。 お店には欧米人の女性客が1人いただけでヒマそうでした。 英語で書かれたメニューを見て、どうにか一通りの注文をすませましたが、待っても待っても一向に頼んだものが来ません。 お客もほとんど居ないのにここのオヤジは何やってんだ!・・・・、と怒鳴りたくなる気持ちを抑えて(笑)、「まぁ、ここはバリだしね」と、待つこと約1時間・・・・ ようやくノンビリした足取りで、店のオヤジが飲み物や食事を運んできました。 肉料理とサラダとスープで1時間もかかって作ったんだよね・・・・、これ。 まさか、注文を受けてから野菜を切ってスープを作るんじゃないか? 大きな皿にご飯が乗って、その横に焼き鳥みたいな肉料理。 これがサテというインドネシアの料理のようです。 そして野菜スープがこれメチャ美味かった!!! たくさん待たされて腹が減っていたせいか、それとも本当にオヤジの料理の腕が良かったのか?・・・、真相は不明ですが(笑)、とにかくバリで初めての食事はとても満足でした。 食べるのだけが楽しみで生きている娘も、「美味い、美味い」と夢中でぱくついていました(笑) そして、ご飯の横に、なぜか生のきゅうりとトマトが一切れずつ添えてある・・・、どうやらこれがバリではお約束のようです(笑)>どこで食べても必ず付いてくる一切れのきゅうりとトマト・・・・ お腹がいっぱいになり満足した私達は、1時間待たされたことなどすっかり忘れて、上機嫌でオヤジに身振り手振りを示しながら、「ベリーナイス!」「エナ!エナ!(おいしい)」とオヤジの料理を絶賛しました。 すると、オヤジも気を良くしたようで、勘定の時小銭を持ち合わせていなかった私達に500ルピア分サービスしてくれました。 オヤジは、笑顔で「500ルピア、プレゼント!」と言ってました。 これも後で知ったことですが、本当なら小銭が無くて札で払うと、お釣りはチップとして没収されてしまうのです。 ですから、500ルピアまけてくれたのは、本当にオヤジの心からのプレゼントだったのでした。 日本円にしてわずか6円ほどの金額ですが、その気持ちに感謝!!! そんなこんなで、バリ島第1日が無事終了しました。 壁のない部屋、注文してから1時間も待たされる食堂・・・、バリでは日本では有り得ないようなことが、平然として起きるのだ。。。。。う~む、カルチャ~ショックです。 でも、バリの人の心にもちょっぴり触れることができて、何だかうれしかったです つづく

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