私の音楽的生活

2009/06/05(金)13:06

冤罪で奪われた17年間・・・責任は誰がとるの?

事件(44)

無実の罪で17年間も刑務所に入れられていた菅家利和さんが、昨日釈放されたそうです。 45歳で逮捕され現在は62歳・・・・。 すでに親は亡くなった後でした。 失われた年月は取り戻すことはできません。 間違った審判を下した裁判官、間違って起訴した検察官、間違った取調べをした警察官は、どうやって責任を取るのでしょうか・・・? 新聞記事を読む限りでは、誰も責任を感じていないし、責任を取ろうとしている人はいないと感じました。 人一人の人生を奪うことになる刑事事件の審判が、どうしてこんなに無責任な体質のままで行なわれているのか? 冤罪を引き起こした人達の責任を追及できなければ、本当に間違いの無い裁判をすることはできません。 今のまま、裁判員制度を続けるならば、いずれは一般市民までも冤罪の片棒を担がされることになるでしょう。 菅家さんは、幸運なことに冤罪を晴らすことができましたが、その影には何倍もの無実の人が犠牲になっているのではないでしょうか? 冤罪のまま死刑を執行されてしまった人はどうするのでしょうか? 死人に口無しで、跡で冤罪と分かっても、隠し通すつもりでしょうか? 菅家さんがこれまで何回も再審を請求しても棄却されてきた訳は、警察や検察のメンツに過ぎないと思います。 いったん刑が決まって、後からそれが覆されると、関わった担当者が自分の出世に響くからと、真実を覆い隠す努力をするのでしょう。 そうした不正を行なった人を暴いて責任を取ってもらうしか、公正な裁判を行なう道はありません。 この際、徹底的に冤罪の構造を暴いて、個人や組織の犯した罪をあぶり出し、それなりの制裁を加えて欲しいと思います。 冤罪の責任者には、個人的に賠償請求するのも一つの手かもしれません。 間違いを犯したら、その責任を取る・・・、そうした重しがなければ、無責任な捜査や不十分な証拠確認で起訴することが許されてしまいます。 無実の人に罪を着せて涼しい顔をしている警察や、検察や、裁判官はぜひ責任を取ってください。

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