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もう2年半以上も前の話になりますが、2005年8月の末、みゅうがFIP(猫伝染性腹膜炎)を発病しました。
ご存じ無い方はネット検索していただけるとどのような病気かお解りになると思いますが、ウイルス性の病で、コロナウィルスが体内で突然変異するという、人間で言うならばSARSのような病気とされているようです。 発病すれば、ほぼ95%助からないとされています。 みゅうの場合は、FIPでも腹水や胸水の溜まらない、いわゆる「ドライタイプ」でした。 残暑の厳しい8月の末、みゅうはぐったりしていました。私は単に夏バテだと思っていたのですが、ある日、ゼイゼイと激しい呼吸困難と発熱に襲われたので、あわてて病院へ連れて行ったのです。この日はたまたま主治医が休診だったため、いつもとは違う病院で診断されたのは「かぜ」。薬をもらって帰りましたが、その夜、再び発作と共に、鼻・眼球から出血。眠れぬ夜をすごして朝を待ち、主治医へ連れていったところ、FIPと診断されました。 それからの闘病生活は、毎日のステロイド経口投与と、ほぼ一日置きの病院通いでインターフェロン摂取。 食欲がなく、やせ細っていくみゅうをただ傍で見守り、病院頼みの日々でした。みゅうばかりでなく飼い主にとっても肉体的・経済的に苦渋の半年でしたが、やがて月一の抗体価検査で正常数値を取り戻し、みるみる食欲が戻って元気を回復し、一年後には避妊手術を終え、現在は何の治療も必要としていません。 病院の先生も驚いていますが、完治のポイントは、発見が早く適切な治療ができたこと、信頼できる病院と医師が近くに居て、治療をサボらなかったことではないかと思われます。 犬猫は人間よりも、症例や治験に乏しく、不治とされた病でもまだまだ未知数です。その分、諦めずに適切な治療をしていけば、光が見えてくる可能性も大きいのだと強く感じました。 眼から出血したことが原因で、右目の視力を失いましたが、現在は生活に何の支障もなく、食欲も旺盛で元気いっぱいで暮らしています。 HPの更新はサボりっぱなしですが、とりあえず4才になったみゅうとまろめは、どちらもとてもとても元気です。
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Last updated
2008.01.28 12:52:47
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