2014/11/19(水)18:44
コナガは粉じゃないのだ。 前編
お花屋さんの前を通ったら、店先の花にブンブン蜂みたいのが飛んで来てた。
よくよく目で追うと、なんとホシホウジャクだった。こんなに寒いのに!もう11月も
下旬なのに!!よくもまあ羽化したものだと感心しきり。あんまり見とれているものだから、
花屋の店主が「綺麗でしょう~?○○って花なんですよ。」と言う。いやいやいやそれじゃ
ないんだな。とは言えなかった私なのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
お料理に使ったクレソンの、余りを水に挿しておいた。幼虫あるあるですが、
翌日水を替えようと、なんとなく下を見るとフンが落ちてる。(あるある)
粉末よりも大きく、粒よりも小さい、顆粒くらいの大きさ。
私的 幼虫フンサイズ早見表(?)によるとこれは…。
ヤマトシジミの幼虫より小さめの、1cm前後の何かがいますね。探して見ると、
いたいた。1cm程の青虫が。クレソンはアブラナ科だからモンシロチョウだったら
いいな。あとでゆっくり見てみよう。
で、数時間後。どしたかな~♪と探して見ると。なんと。
まゆまゆ。
すでに繭作ってる。エエー。体長1cmで、すでに終齢だったの?さっき出会った
ばかりなのに!これから大きく育ってモンシロチョウになって貰うはずだったのに-。
大きさはこれくらい。↓
ちっちゃくても一生懸命繭を作ります。蝶の幼虫の糸張りなんかもそうだけど、
誰に教わるわもなくみんな本能で懸命に糸を紡ぐ姿がいつ見ても感動的です。
8日2pm
それにしても1cm幼虫が作る繭って可愛い。ミニチュアまゆまゆ。でも精密。
体の向きを変えて、その日の深夜にはもう前蛹↑。そして翌日にはもう蛹。↓
9日9pm
翌々日にはもう目の部分が色づく早さ。
10日9pm
更に次の日。変態は進む。
11日9pm
羽化前の変色具合や大きさが、なんともヤマトシジミに似てる。
12日7pm
更に色付いて…
12日11pm
たった5日で羽化するらしい。さすがの害虫枠。
13日1pm
コナガ(小菜蛾)は、今まで普通に使われてきた薬剤がほとんど効かなく
なっちゃった上に、見ての通り生長がすこぶる早い。これじゃ農家にとっては
なんとも悩ましい害虫なのだろうなあと思われます。
でも、数頭だけなら食べる量はとっても少ないんだけどね。アゲハ類と違って
小型だし、生長が早い分食べる期間も短い。それでも生長が早い分、年間に
発生する回数がものすごーく多いので、やっぱり害虫枠なのでしょう。
成虫は背中にダイヤモンドを背負っていて、英名はDiamondback moth
なんて言うんだよ。素敵でしょ。素敵だわ。でも害虫なんだわ。
つづく-。
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