|
カテゴリ:アゲハ日記・飼育
一番下に追記有り。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ もた(猫)が変な寝かたして鳥を見ている2019年5月1日。 そう。令和元年の始まりです。 れいわ? その前日、平成最後の日に年越しソバならぬ年越しラーメンを食べていたら 「明日羽化するよー」と色付いた平成育ちのナミアゲハ3号蛹。 それをケースごとゴミ袋に入れて(その方が持ちやすいから)埼玉の実家へ。 本当は、せっかく割り箸に付いているんだし、これ一本握りしめて 電車で行くかと思っていたのだけれど。 あまりにも羽化時間が近かったのと、さすがに電車内で羽化したら、いや、 それ以前に蛹付き割り箸を握りしめてる人がいたら職質されるかも とか色々思って車で行ったのでした。 乗り慣れた車の中で考えた。 蛹にとって、この震動は天変地異かと思うレベルの揺れではないか? 昨年12月20日ころ越冬蛹になってから、この5ヶ月弱の間は ほとんど室内で風の揺れすら感じていない。時たま温度調節のために 室内へ入れたり外に出したり もた(猫)がケースにスリスリする震動と 人間が通過する時の震動くらいのもの。 それに比べてこの車の揺れは如何なものか。 蛹の気分で乗ってみると、なかなか恐ろしい。地の底から上がってくる 果てなくつづく地響きと左右の揺れ。かと思うと急に静かになってみたり またすぐに地割れのような震動が始まったり。 これはもう恐怖以外の何者でもないね。 時折電車内で出産、なんてニュースを聞くけれど、震動というものは 出産や羽化を促すのかも知れない。と言うか、たぶん羽化する事でしょう。 だがしかし。蝶の羽化は案外繊細で、蛹が開いた直後に大きな揺れ(主に風) とか何かしらの「危険」が察知されると羽化をやめてしまう事が有る。 蛹が割れてからやめてしまうとそのまま固まって出られなくなったり 翅が伸びなかったり、いわゆる「羽化不全」になる。それは避けたい。 車移動の時間は30分。もし出られぬまま固まっていたら蛹開かないと。 ピンセット有ったかな。 などと考えているうちに到着。さあどうだ。 羽化しました~♪ まさに「今」羽化したばかり、という縮んだ羽。あんた怖い物無しだな。 かくして昭和生まれの人が育てた平成育ちのアゲハは令和に羽化したのでした。 (しかも車の中で) 良くできました ʕ•ᴥ•ʔ 令和最初の翅伸ばし。
令和最初の翅広げ。 で、今年のGWはお天気が微妙でした。令和初日も例外ではなく 夕方に雷雨が。一瞬止んだタイミングで飛ばしてみたけれど動かず。 飛びそうにないのでこの後回収して翌日飛ばすことに。 翌日は快晴! それはそれは気持ち良さそうに青空高く飛んでいったのでありました。 が、アゲハは蝶道を持っている。一度このルートと決めたら何度となく その道を辿る習性が有るのですが、あれっていつ決めるのでしょう? 羽化して初めて飛び立ってから?それとも、まさかの幼虫時代?? もしそうだったら「ここどこよ??」状態になってしまうわけですが。 我が家と埼玉の実家は車で30分(空いていれば20分)の距離なので 鳩のように帰巣本能があれば帰って来られる距離です。 あれから今日まで、我が家のベランダには毎日アゲハが通って来るけれど、 果たしてあの子も帰ってきていたりするのでしょうか。浪漫です。 オマケの腹毛。 アゲハは長毛種。 ↑↓2つのランキングに参加しています。クリックして頂けると励みになります♪にゃー にほんブログ村 Oui C'est La Vie / ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505 オマケのオマケ。 放蝶について。 車で20分という距離の東京と埼玉のナミアゲハに差異は無いと考えての放蝶でした。 高山の蝶を低地で放すとか九州地方の蝶を東北で放すとか異国の蝶を日本で放すとか、 いわゆる「放蝶ゲリラ」についてはよくよく考えねばならない問題ですが 今回も、本当に差異は無いんだろうかーと思いつつ。 この甘い考えが一番危険ですね。後悔しつつ反省しています。ゴメンナサイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アゲハ日記・飼育] カテゴリの最新記事
|