ツマちゃんが微動だにしないわけ。
強風なう。関東の予想最大風速は28m、威力は高速道路を走る車並み、だそうです。あまりにも風が強いので、窓のシャッターを早々に閉めた。すると窓を叩く雨を見ていたもた(猫)が文句を言った。「見えないー!」1歳になっても相変わらず暴風雨に興味津々なもたなのでした。いつか飛ばされるぞ。 わー♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・先日義母から貰ったツマちゃん(ツマグロヒョウモン幼虫)は、すくすくと育って…と言いたいところですが、我が家に来た時からビンの蓋にした紙に付いたまま翌日(2日目)も動かず。翌々日(3日目)も動かず。なんでだ。1 環境が変わったから2 温度変化3 食草が変わったから(色も種類も同じパンジーですが)いやいやいや。そのくらいの事では大丈夫だよ。頑張れ。と、放置したものの、まだ3齢くらい(ツマグロヒョウモンの終齢幼虫は40~45mm内外、うちのはまだ35mm)なのに丸2日何も食べないとは。このまま数日後に物言わぬままコロッと昇天したらやだな。でもそんなに弱い生きものでは無いよねー。ではナゼ動かないのさ?動かない理由の続きを考えてみよう。4 他の生物(って言い方はコワイ)に寄生されている5 ツマグロヒョウモンは幼虫で越冬する、とはいえ暖かい土地出身なので ここ数日の寒さが応えた(もう4月だよ?)6 生体数が例年より確実に少ないところを見ると、今年の冬を乗り越える事が 出来なかった仲間も多くいたところ、ギリギリで越冬したので余力無し。なんだかなあ。なんでだ。さてここで問題です。ツマグロヒョウモンの幼虫が丸2日以上動かなかった理由は何でしょう。 ※ ※ ※ ※ ※ はっ。 危うくあっさり写真を載せてしまうところでしたが、以下 ツマグロヒョウモン幼虫の写真付き。苦手な方はもちろん、 得意な方も下に向かってアップになるのでくれぐれもご注意をー。 ハンスト。今となっては「てこでも動かん」的態度の理由は1つしかない無いじゃあないか!と明快なのですが、この時点で私は気付けませんでした。ナサケナイ。一体何頭のチョウの幼虫を飼育してきたと思ってるんだ。正解は。脱皮でした。そうだよそうですよ。チョウの幼虫がひととこにジッと動かず止まっているのは、気温の低さで無ければ脱皮しか無いじゃないですか。そんなわけで丸2日、飲まず(?)食わずで過ごしたツマちゃんは、3日目の朝無事に4齢への脱皮を果たしたのでした。抜け殻は横にアタマが転がっていてちとコワイ。↓ アタマコロリ。 脱いだよ。終齢に比べて、脱皮直後は棘(棘条突起/きょくじょうとっき)がやけに長い。たぶん棘は生長せず、体が生長すると短く見えるのでしょうね。ところでタテハさんちのルリちゃん(タテハチョウ科のルリタテハ)、あの子ったら棘状突起を044・7,7,7,7,7,7.7,7,2,2=68本も持ってるんですって!すごいわー。(by日本産幼虫図鑑)ちなみに去年の終齢↓。 棘短い。そんなツマちゃんは越冬ガガ蛹と同居です。食草のパンジーはやたらに種を生産し続けている…。 ガガ繭。 ふーん。 猫ってほんと好奇心旺盛。↑↓いつもクリック有り難うございます。とても励みになっています♪にほんブログ村@agehahttp://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/