人妻の悩みとヒョウ柄の猫。
シェリーがあたしの元へやって来たのは19年前。1990年夏のこと。 生後2ヶ月。おなかがヒョウ柄の猫に一目惚れ。19歳の現在もすこぶる元気なので、こりゃあ軽くハタチを迎えられるな。と踏んだあたしは、前々から「いつかこれをやりたい」と秘かに企んでいた事を満を持して決行!したのです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・1990年8月。当時の彼とその友人と、3人で2台のバイクに乗り釣りに出かけた帰り道、コンビニで「仔猫あげます」の張り紙発見。見るだけ見たい!!と、張り紙の住所を訪ね、あまりの可愛さにそのまま貰って帰った猫。美人のアメショと野良の子供で3兄弟。1匹目はいかにもアメショな銀色の猫。2匹目は父の血を色濃く継いで、三毛が滅茶苦茶に入った不思議色の猫。3匹目は父の茶色と母のバタフライを絶妙に取り入れた美人猫。 ←どうでもいいけどなんでコレこんなに高いの?? 185,000円也。まんまアメショ色は当時のあたしには憧れの君だったしめちゃくちゃ柄のメチャ(勝手に命名)にも惹かれたのだけど、3匹目を貰った。それがシェリー。 あたし19歳なの。バイク2台で行ったので、釣り道具と頂いた猫トイレや猫缶は友人のバイクに積み、あたしはシェリーをスカしたスカジャン(by-剣さん)の胸に入れて彼のバイクに乗る。顔だけ出したシェリーは風を気持ち良さそうに顔面に浴びて、鳴いたり暴れたり怖がる様子もなく「嬉しい顔」をしてた。 イーネッ!あれから19年。その彼とはその後2年程で別れ、その時一緒に居た彼の友人とも時々会いつつもだんだん疎遠に。その後あたしは引っ越し今に至る。でもいつか、「あの時の猫は今でもこんなに元気です♪」っていつか、シェリーの実家へ写真を送りたいと思ってた。身勝手とサプライズは紙一重ですわね。自己満足ともいう。ひひひ。美人の母猫はもう居ないかもだけど、シェリーには母の面影も有るだろうし「こんなに長く元気に暮らしてますよ」ってのは、嬉しいお知らせなんじゃないかと思うのよ。ところがどっこいいくら探しても住所も電話番号も無くしちゃった…。シェリーのお子様時代のアルバムに、抜け替わった牙やヒゲと一緒に貼って置いたと思ったのはどうやら気のせいだった…(遠い目)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・そんなわけで16年振りに当時のアドレス帳引っ張り出して、彼の友人に手紙を書いた。(はい、コワイですね。こーゆー人・笑) (笑 とか書くところがまたコワイですネ。呆れます。)当時の彼本人はとっくに結婚して子供も居ると風の噂に聞いていたので、いくらなんでも17年前の事とはいえ元カノからの手紙は恐怖以外のなにものでもないだろ…いや、そんな恐ろしい別れかたはしてないけどさ、マズイでしょ。やっぱいちお。やりたい放題のあたしだってこのくらいの気は使えるのだ。で、彼の友人に手紙を出した月曜日。この友人だってもう38歳だし妻子もいるかも知れないし、こっちも非常識かな?でも16年前とっても可愛かった(?)あたしからの手紙なら嬉しいでしょ~とかのー天気に勝手な事を思ひつつ。ただの友達だったんだし! やましい事は何もないのだ!ちなみにあたしにとっての「16年振り」は、あんまり大した時間の流れでは無いのだけれど。でも実家ごと引っ越して届かないかも知れないし。だいたい19年前にたまたま行った家の場所なんて覚えてるワケ無いかも。色々思うところはありましたが、案ずるより産むが易し。さてどうなる事やら。 しかしすでにもう金曜日…。@agehahttp://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/