青水面に白ハヤテ

こんにちは！ごまりんです。

みなさん元気ですか（＾－＾＊

元気出して～

私は今日は、試合がありました。大学１回前期、ラスト練習＆試合でした！

そんな事を今日は書きますね。

見てくれる方はそちらにお座りください。

長いですけど、よろしければ。

では、はじめますО

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キャプテンの口から集合の声がかかる。

「今までやってきたことに、みんな誇りを持って自信もってやっていこう。
　勝つで！」

円に並んでるチームを、その円の一部からチラっと見てみると

皆がとてもいい顔をしていた。

あたしもきっとね。

足が走りたいって言ってる。心がいい感じにドキドキしてる。

みんな、今日は勝とう！

「声入れます」

キャプテンが言うと皆、肩組みをした。

「絶対勝つぞ！！」

その言葉に、皆で言葉にならない声を吐き出し、答えた。

いざ試合。あたし、今日は強いよ。

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「サイン、はちはち」

と、前のポディションから声が掛かる。

「はちはち」と、後ろのポディションの人に声を掛けた。

サインとは、皆のランコースをチームに伝える大切なものだ。

変なネーミングなのは、相手に何をするのか悟られないようにするため。

この場合、”はちはち”は、カラクロショートというランコースだ。

ブレイク！の声とともにプレイが始まる。
ハーフ（一番前にいて、はじめにボール持ってる人）がボールをスタンド（前にいる人）に渡した。

その後ろにいるのが私なので、当然私の方向にボールが回ってくる。
（ラグビーの基本的ルールで、ボールを前に投げると反則を取られる）

「くれ！」の叫びとともに、あたしがダミーのランコースを走る。

ダミーなのでボールは回ってこずに、他の人にパスが回る。

その人が、ドンドン人を抜き去って、大きくボールを進むことができた！

ラグビーは、相手のエイチゴールの向こうの地面に、ボールをつけたら、トライ成功です。

そこに一歩近づいた！

「よっしゃあ！ひーさんナイス！！」

いいプレイが起こると皆のヤル気も上がる。よし、このままやっていこう！！

時間が経つごとにいいプレイがバシバシでていった。

かくいう私は、ボールを一回こぼしたものの、なんとかディフェンスで相手を抑えることができて、

とりあえず今はいい感じ！

絶対に勝とう！


とはいえ、相手はうちのチームより格上。

集中を切らせばそこで終わり！

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大雨のせいか、前半が終わるころには全員のユニフォームは土でグチャグチャになっていた。

けど、これも大雨のせいか暑くないのでボーーっともせず、みんなの目はギラギラとしていた。

前半はどちらも一進一退で、点はとられなかった。

点をとることもできなかったけど、でも皆頑張れていた。

この調子で行けば勝てる！勝てるはず！

「今日お前いいやんけ。その調子や」

先輩に言われた。あたしは嬉しくて、さらに気合が入った。

同時に「楽しいか？」とも聞かれた。

あたしは現時点で擦り傷切り傷まみれだったけれど、でも本当に足がウズウズしていた。

「楽しいです！めっちゃ楽しいです！」

「よっしゃ！」

このまま勝ちへドンドン押し込んでいこうと思った。

今日のあたしは強い！

今日のこのチームなら、皆のおかげでそう思える！

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ガンガンにボールが飛び回るなか、

チームは一丸となってそれに飛びついていった。

後半が始まり、チームはガンガンに燃えていた！

「ヤンボー（相手ボール）や！」

その声を聞くとあたしはすぐさまディフェンスに入った。

「ごま、わかっとるな？前やった練習や」

「おっけーです」

前やった練習通り、ディフェンスをすることができた。

ガツンっとタックルを入れたとき、当り負けたせいか私の体が水溜りにふっとんだ。

でも、相手も体勢を崩したらしく、ボールをこぼした！

そこから仲間がボールを拾いドンドン進む！「いっけー！」

トライこそはとれないまでも、かなり敵陣へ進めた。

よっしゃ！

「ごまナイスや！よーやった」

「ありがとうございます」

このまま行ったら絶対勝てる！絶対勝てる！


そう思ったときに、相手のスーパープレイによりグングン抜かれ、トライを決められてしまった。

急なことだったので対処できなく、とても悔しかったけど、

「次や！次絶対とりかえそう！」

その先輩の声に我に返り気合が入り、

「よっしゃあ！！！」

と、全員で叫んだ！

けど、残り時間はせまっていて最後まであきらめず戦ったが、試合終了の笛はなってしまったのです。

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結果は０－５。（ワントライ５点）

負けてしまった。

めちゃくちゃ悔しかった！一回生前期最後の試合だったのに！

でも、ヤバイ程面白かった。

練習が凄く生きていた試合で、やりがいがあった！

「やっとごまちゃんが、楽しく試合できてる姿がみれて良かったよ」

先輩は私に言った。

楽しく試合できてる姿。

とっても嬉しかった。

「今日はありがとうございます。楽しかったです」

「うん」

先輩は歩いていった。

相手チームの人と握手を交わし、胸を張ってチームの元へ行くと、

ないてる人とか、悔しがってる人、笑ってる人、まだ試合の余韻がのこってそうな顔の人、

色んな人がいた。

みんな、おつかれ。


「今日は、・・・負けてしまったけど、でも今までの試合で一番皆動けていたと思うし、
　練習の成果が出ていたと思う。
　これが前期最後の試合になるけど、これならOKやと思う。
　しっかりOFF中に休んで、これからも頑張っていきましょう」

副キャプテンの言葉を聞いて、私はグッと地面を見つめた。

今日の試合で、やっと私がこのチームの一員になれた気がする。

負けてしまったけど、

本当に楽しかった！

「じゃあ、解散！」

先輩の言葉に「はい！」と返事して、整地し、ボーっとしながら家に帰った。


これからも私はラグビーをすることになるけど、

もっと強くなりたいな・・・。

そればっかり考えながら、部屋の鍵を空けた。

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　おしまい！