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青水面に白ハヤテ

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2011年02月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
こんばんは!

ごまりん1796です。

今日も個人的にはぽポカポカ暖かかったです。

もう春もちかいのですかねぇ。

日記です。

****************

ドグンドクンドックン。

こんなに心臓の痛い日はない。

眼前には弟の心許ない笑顔。

うう。

ドクン。

その時、二浪中の弟の合格発表期間であった。

ドキンドキン。

「なーなー、ゲームしよーや~」

わたしはトタトタWiiを出して、コントローラーに電池を入れる。
「Wiiスポーツしよーやー」

「うん・・・。ちょいまちや~」「ん・・・」

ドクドク。

・・・。

弟のほうを見た。


!!!!

合格発表のページを開いていた。

ドキッ

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・!!!

パッとまたゲームの方に振り返った。

「・・・っ」

胸がしめつけられうように痛い。

弟は2浪してる。

理系で獣医学部を目指しており、多数受けた試験だが、他の志望校は残念ながら力及ばずだった。

最後の合格発表。

心臓と他の臓器をつなぐ血管を締め付けられたような感覚だった。


だ、だめだ、あかん弟よ。

見るな。

うう。

さっきの振り向いたときの弟の背中を思い出す。

その決して大きくない、だが頼りがいのある背中は、言語化しにくい表情をしていた。

ぐっ。

たしかにアイツはクソ真面目に勉強していた。
『クソ』なんて汚い言葉が似合うくらい、勉強していたんだ。

だけど、だけど弟には才能って奴がなかった。

有名な高校に通っていたし、私と同じ中学だったときは超優秀なエリートだった。

でも、違うんだ。弟は、決してエリートでなんかなかった。

ましては天才でも、才能なんて、これっぽっちもなかったんだ。


ただあえていうなら、

いや、「努力の才能」なんてクソくらえな事はいわない。


弟は何も言わない。

私はテレビの方をみている。

・・・・。





私は振り返った。

途端


!!

弟が飛び上がった。そしてなんども飛び上がりその度拳で何度も空を叩く。

「受かった!やった!受かった!やったー!!!」

心臓が飛び出るとはまさにこのことだ!心臓の周りの血管が全部ブチ切れて、
本当に飛び出たかと思った。

「よっしゃー!!!やったったー!!!!

 ああああああああああ!!!」

弟はおかしくなっていた。

途中で叫んだかと思ったら、ソファに飛び込んでうずくまりだした。

やったやったやったやった、と、弟は呟いていた。

そして私はそれを見て、口では「え!!?勘違いやろ見せてみーや!!!」
と言いながら、パソコンの画面にうつる合格の文字を見て思った。

『報われた。受かりよった。弟。』

うあああぁあぁぁあああ!!

何よりも私が叫んだ。

心の中で。

私も叫んだ。

家の中で弟と走りまわった。

いつかの子供の時のようだった。

そしてなんだか、自分のコト以上に嬉しかった。

ふと浮かんだのは、一年前、この世を旅立った大好きな家族、犬のブルーだった。

********************:


今回の受験を通して、色々と感じたことがあります。

まず、何をするにしても周りのサポート、といいますか、支えって、
本当に重要なことと感じました。

私たち家族が弟を本当の意味で支えられていたのだろうか。
それは分からないですが。

それでも弟は合格してくれました。

ブルーを失ったあの時から、私はいつも、あの子に何もしてあげられない自分が
憎くて、悔しくって、しかたがありませんでした。

「オレ受かったってのはゴマも受かったみたいなもんやん」

と、弟は言います。

私たちは年の同じな姉弟です。何をするにもずっと一緒にやってきました。

ニコイチ・・・なんて言葉、古いしクサいし、なんか好きではありませんが、

分かりやすく言うとやっぱり私たち姉弟って、そうなんだと思います。

そんな弟とこれからも切磋琢磨していきたいものです。

2浪を通して、弟はどんなことを感じたのでしょうか。

私にはわかりません。

でも、そんな弟を見て私も感じる物はありました。

私もこれからも頑張ろうと思います。

それではこれで!

                おしまい!





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最終更新日  2011年02月28日 21時10分40秒
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