2009/11/16(月)11:24
驚きの訃報
私の中学・高校時代をよく知ってくれているリアル友人たちなら
私のこの驚きと哀しみをわかってくれると思いますが。14日に元宝塚花組トップスターの 大浦みずきさんが
亡くなられたそうです。 私が中学・高校と一番宝塚にはまっていた時代に、
2番手からトップになられた方でした。 ダンスが抜群にうまくて、舞台の上がスケートリンクなんじゃないかと思うぐらいに
滑らかにステップを踏まれ、ダイナミックでありながら繊細で
指先、いえ、爪の先までダンスを表現される、そんな方でした。初めて生の舞台を見たのは前トップの高汐巴(ペイさん)のサヨナラ公演の
「あの日薔薇一輪」「ザ・レビュースコープ」でした。
私が見たすぐ後に足をけがされ、休演されたので、ファンにとっても
幻の役柄だったように思います。
その時に代役されたのが私がファンクラブにも入っていた瀬川佳英(ピノさん)
だったんですが…トップになられた「キス・ミー・ケイト」をはじめ退団されるまでの作品は
全て拝見していました。私の中でも印象に残っているのが2番手時代の「ショー・アップ・ショー」の中の
男役を引き連れて黒燕尾で踊る「ピーター・ガン」のシーン。
男の色気ムンムンでした。そして、「Foever Takarazuka」の中のダンスはどれも素晴らしかったです。私が大好きだったピノさんとのダンスシーンでの共演も多く、
ピノさんのサヨナラ公演には当時トップでありながらも出演してくださり、
「メモアール・ド・パリ」のカフェのシーンを一緒に踊ってくださったのを
驚きと感動で観たのを覚えています。もちろん、ダンスだけではなく日舞も大変上手でしたし、
抑えた演技のお芝居も、聴かせるタイプの歌や英語の歌もお上手でした。2番手時代の「テンダー・グリーン」の中の歌「心の翼」は
今でも口づさんでしまうほど素敵な歌です。「なぜ 苦しむのだろう なぜ 悲しむのだろう生きていることが つらいなんて 思いたくは ない命がいとおしいと 抱きしめてみればいいこの手のぬくもり つたわるなら 恐れは消えさる」ましゃに障碍があるとわかった時にもこの歌を口づさみ
元気をもらいました。「心の翼よ いま はばたけ 願いをこめいとしい命のもと はばたけ 願いをこめ」ご冥福をお祈りします。