Swing the Piano.歌うピアノ日記

2005/05/11(水)00:23

ショパンとルバート

ルバートrubato(テンポ・ルバートtempo rubato)は音楽用語で速さを自由に加減しながら演奏すること。 ショパンの作品にはこのルバートが良く使われます。 でもイタリア語の辞書には「盗む」という意味で載っています。 更に動詞ルバーレ rubareになると「盗む、奪う、ごまかす・・・」など穏やかでない意味合いになってました。 テンポを盗むということか!? ますます謎めいてくる(?)テンポ・ルバート・・・ このルバートは密かに、分からない程度にテンポを揺らすことなんです。 ショパンのノクターンなどゆっくりした曲でよくルバートをしますが 左手の伴奏は一定のテンポで弾き、メロディーは密かに、分からない程度にルバートする。 これが加減することなんです。 がー・・・ これが結構難しー だって左手はテンポを変えずに右手だけテンポを変えるってことですから 最初は難しいですー。 かなり難しいです。。。 でも伴奏もメロディーも一緒にルバートしたり、テンポを揺らしすぎると これが甘ったるいケーキを食べているようでくどくなります。 テンポを揺らすことは感情のゆれでもあるのである程度は必要ですが 揺らし過ぎないように、あくまでも上品に。。。 そう、上品に。。。 洗濯物を干しながらショパンを聴く主婦。。。 私の人生の課題でもあるのです(笑) せめて紅茶でものみながらショパンを聴くようにしたいですー♪

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