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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:鬱病
2月下旬から、友人の会社でリハビリ出勤を始めました。最初は週3回1日3時間からです。
初日、緊張しながら出勤。会社にいる方々に挨拶をすませ、席に座りました。最初の仕事はパソコンで、買掛の入力から。 社長である友人(今後は社長に統一します)から、買掛の入力処理から教わりました。社長は話すのが早いこともあるのでしょうが、言っていることが理解できません。もちろん耳はちゃんと聞こえています。ですが、そこから理解がうまくできません。 正直かなりショックでした。こんなにまで衰えているものなのか?それともまだまだリハビリ出勤ができる状態ではないのか? 社長にゆっくりと話してもらうようにお願いし、ひとつひとつ確認しながら、ようやく指示が分かってきました。 とりあえず、買掛の入力作業をゆっくりと確認しながら、ひとつひとつ入力していきました。 次にショックだったのは、電話での応対でした。何度も聞き直し、それでも分かりません。 イヤー、参ったなあ。これではとても勤まらないかなあ。 自分としては体力面はともかく、頭の方はリハビリしてきたつもりです。でも、全く通用しません。心の中は動揺してます。 いったん落ち着こう。雰囲気に飲まれてしまっている。 外階段の踊り場で煙草を吸い、もう一度考えてみました。 まず、言っていることが理解できないのは、社長が早口な上に意味がわかりづらいから、この辺はもう一度話し合おう。(勝手に人のせいにしてみました)後は、しばらく遠ざかっていたから慣れてくれば大丈夫と言い聞かせました。 もう一つ、電話の応対については、かつて入社した新人の頃、最初はお客の名前が聞き取れなかったけど、だんだん電話の応対ができるようになったことを思い出しました。 そうだ、これはお客の名前に目を通しておいて、あとはお客のクセに慣れていけば大丈夫だろう。 なんとか考え方を変えてみて、そしてお客の名前のリストを探し出して名前に目を通していきました。当然知らない名前ばかりです。でも、目を通しておけば少しずつ応対に余裕が出てくるだろう、そう考えてみました。 そうこうするうちにあっという間に3時間が経ちました。帰りの電車の中で、疲れはドッと出てきました。その日は緊張しました。やはり久しぶりに社会に戻ったというのが嬉しい半面、思いのほか仕事の感覚が鈍っているという不安が入り混じっていました。 次回、大丈夫かなあ?感覚は取り戻せるのかなあ?どうなるんだろう? 私がそう思っている頃、社長は社長で私の状態が思ったよりも悪かったことにショックだったようです。そしてそのときは、内心私が1週間もたないのではないか?とかんじていたようでした。 そんな2月の寒い日が終わろうとしていました。 ・・・次回に続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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