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テーマ:心の健康再生中(311)
カテゴリ:鬱病
今回は、心の健康が損なわれている時に気をつけたいことを書き込みたいと思います。
心の健康を損なっている時は、色々なことが頭の中を駆け巡ります。それも良いことではなく、とっても悪いことばかりです。 最悪なシナリオを自分で描き、自分で演出し、主演俳優になってしまいます。これがドラマや映画の題材にするなら、それこそ今話題の「熟年離婚」というドラマ以上に緊迫感がある素晴らしい作品になるでしょう。 でも、現実の世界で自作自演してしまうと、良いことは何もありません。 心の健康が損なわれていると、全てをマイナスにとらえます。考えれば考えるほど底無し沼のように沈んでいきます。 底無し沼で何かしようとすればするほど、体は沈み埋もれてしまいます。これと同じことが心の健康を損なっている人にも言えるのです。 単純に考えたり直感で浮かんだことが好結果で、考えに考えたことが最悪の結果だったりということを経験したことがありませんか? 例えば競馬予想とか株式投資とかです。(お金が絡むことばかりではありませんよ。) 普通の状態でもそういうことがあるのに、ましてや心の健康を損なった状態で良い考えが浮かぶことは、まずありません。 私の場合、鬱になったことでまず会社にいられないだろうとか、迷惑をかけるから辞めた方がいいのでは?とかを真剣に考えました。 今でしたら、仕事の過労で倒れた場合は休職制度があるし、給料の代わりに傷病手当金がでることを知っているので、とりあえず辞めない方が保障されていることを選択していますが、最初はこういうことには目がいきませんでした。 心の健康を損なっている時は、視野が非常に狭くなっていることと、自分の中の焦りが一杯あることから、自分ではたくさん考えて出した結論が、後で冷静になればもっとも後悔する最悪な選択をしてしまう可能性が非常に高いのです。 後でいくらでも方策が見つかるのにです。非常にもったいないですし、さらに悪化させてしまう可能性もとても高いのです。 退職・転職・離婚・引越などの重大な決断事項は、冷静な状態でこそできる決断であって、心が乱れている時に決断するものではありません。 ですが、多くの方がこのような重大な決断事項を、その時はよく考えたつもりでも結果的に後で最も後悔するものになってしまいます。 これは非常に気をつけなければならないことです。 もし、今心が乱れた状態で、重大な決断をしようとしている、又は決断を迫られているならば、いったん先延ばしにしてください。必ず後悔します。 もどかしいとか、早く楽になりたいとか、周りに迷惑をかけるとか、いろいろとお考えがあるとは思いますが、どうぞ一度決断を延ばしてください。 私自身、かつて退職を決断しかかりました。やはり、駄目になった自分のために迷惑をかけて申し訳ないという気持ちからでした。今はとりあえず辞めなくて正解だと思っています。 また、これからのことについても、ついつい決断をしたくなってしまいますが、決断を先延ばしにしています。今の段階でもまだ早いと思うからです。 もちろん、早く決断したいという気持ちはありますし、もういいのでは?とも思うこともあります。でも、まだ自分は心の健康を再生しようとしている段階であり、まだ復活していないからです。 今回は自分自身の戒めも込めて、書き込みました。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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