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テーマ:心の健康再生中(311)
カテゴリ:鬱病
ふと思い出したのですが、私の古くからの友人にTというのがいます。高校2年3年と同じクラス、予備校も一緒、学部は違いますが入った大学も一緒だったのです。
彼は大学を卒業後、俳優志望で演劇の道に進みました。そして、彼が出演するという案内が来れば、必ず観にいっていました。 1/28にも、彼が出演する劇を観にいきました。しかも場所が私の地元でしたので、その前の平日には私の両親も観にいきました。 実を言うと、彼には鬱で休職していることや妻と別居中であることを、まだ話していません。今回久しぶりに彼から案内が来て、私は夫婦で観にいくことができないので、その旨をメールで伝えました。 友人Tは、我々夫婦に何かが起こっていることは分かりましたが、詳細は分かりません。機会を見て全て話そうと思うのですが、今月別の演劇があるので、それが終わってから時間があるときに話そうと思います。 これだけ古い付き合いの友人にも、自分が鬱であることはこれまで言えませんでした。心配掛けたくない気持ちと話したくない気持ちとが交錯していました。 私が鬱で休職していて、妻と別居中であるということを知らないのは、この友人だけではありません。 古くからの付き合いがあっても、なかなか言えないものです。男同士だと何年も連絡していなくて、久しぶりに連絡したというのは結構あるものです。それでも、前回の続きのように話ができるものですが、やはり言えませんでした。 よく、鬱というのは、言葉では知っていたり、知り合いに鬱になった人がいるということはあっても、それ以上は分からないものです。 世間は理解がないのか?・・・そういう場合も多いですが、自分から言えれば少しでも分かってくれるかもしれません。ですが、自分から言うのはとても勇気がいります。 勿論、全く理解を示さない人はいるでしょう。それは仕方がないことです。 友人になかなか言えないというのはなぜでしょう? プライド?心配かけたくない?などなどでしょうか。 かつてはとても言えるような状態ではありませんでした。それだけ波が大きかったんだと思います。なにしろ人と話したくないのですから。 最近、自分の状態がだいぶ良くなってきたなぁという実感はあります。だからでしょうか、少しずつカミングアウトを始めましたが、それでもまだまだ情報公開していません。 どういう顔して言えばいいか?ここが一番難しいですね。 あまり心配かけたくないという気持ちもあります。 でも、古くからの友人には折をみて少しずつ話していきたいと思います。それもリハビリのひとつかもしれません。もしかしたら、うつのことを少しは理解してくれるかもしれません。勿論、何でも話せばいいというものでもありませんから、そのあたりは気をつけたいと思います。 そんなことを思った今日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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