|
カテゴリ:自然
こんにちは、現場作業員です
かとみ先生の調査の結果 昨日の身元不明者は「ヤママユ本州以南屋久島以北亜種」 であることが判明致しました 詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%83%A6 色々調べてみたのですが、おおざっぱにまとめると ヤママユ→つまり「繭」ですね 北海道から九州の雑木林に生息していて鮮やかな緑色をした繭を作ります。 驚いたのが、口が完全に退化していて、 成虫は何もたべることはないそうです。 ヤママユは「野蚕」の中の1種類「天蚕」。 「野蚕」とは家畜化されていない「蚕(カイコ)」のこと。 家畜化されたものを「家繭」、つまり通常の蚕のことですね。 「天蚕」の繭からとれる糸は「天蚕糸」と呼ばれ、 通常の「家蚕」から得られる絹糸と比較して上質。 その希少価値と併せて「繊維のダイヤモンド」と例えられることもある。 ただし、家蚕の糸より染色しづらい。 1つの繭から得られる糸は600 m 前後(家蚕は1500m程度)。 野生のものは現在使われておらず, 市場に出回る糸はすべて人口飼育されている。 それって「家蚕」なんじゃ・・・ と思ったのですが、 「家蚕」つまり私達が知っているカイコというのは 「野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物で 人による管理なしでは生育することができない。 試みにカイコを野外の桑にとまらせると ほぼ一昼夜のうちに捕食されるか地面に落ち全滅する。」そうです 絹のための養蚕の歴史も深く5000年ほどはあるようです ちなみに絹をとるために繭を茹でますが、 蛹は、熱で死んでいるが、そのままの形、 もしくは「さなぎ粉」と呼ばれる粉末にして魚の餌や釣り餌にすることが多い (やっと釣り好きに関係ある話が・・・) 貴重なタンパク源として人の食用にされる例もある(日本の長野県や群馬県の一部)。 朝鮮半島、中国、タイ王国でも色々な食べ方で食べるようです 結局、長くなってしまいましたが 調べてみると奥が深いですね~ 長田地区も養蚕が盛んな時期があったそうで、 興味深く調べていくうちにハマりました。 ただのデカい蛾かと思ったら、 あら、ビックリ、日本の伝統産業に繋がっていた生き物でした。 ただ、現代人の私達が知らなかっただけなんですね。 忘れ去られてしまったことを彼らは悲しく思っているでしょうか? そんな人間とは関係なく強く逞しく生きてきたんでしょうね。 かとみ先生、今回も誠にありがとうございましたm(__)m ---------------------------------------------- (イベント情報) ●しゃくなげの森は「さしみ祭り」は本日にて終了致しました 期間中、沢山のお客さまにお越し頂き誠にありがとうございました。 ---------------------------------------------- (ショップ情報) ●発眼卵販売予約開始しました 詳細はこちら http://www.e-yamame.jp/page61.html ●今月のおすすめ商品は「新鮮冷凍やまめ」 春から夏にかけて脂ののり切った「やまめ」を新鮮冷凍 こんがり焼けばジューシーな「やまめ」は ビールほかほか白御飯と相性抜群 詳細はこちら http://www.e-yamame.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.13 19:05:40
[自然] カテゴリの最新記事
|
|