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カテゴリ:SUZUKI GAG
1速で静かに走り出す。平坦なところはokである。クラッチもひっついてなかった。ただ、クラッチのミート位置が好みではない。だいぶ奥でつながる。もう少し手前にしようとワイヤーを調整した。
平坦なところはいいのだが、上り坂になるとパワーがなくて、エンジンが止まりそうになる。どうもガソリンが薄いか足らないような気がする。キャブのピストンを外して、ニードルの位置をあげてみるがあまり改善しない。メインジェットが完全に掃除できていないのかもしれない。メインジェットの詰まり方は尋常ではなかった。そこで、再度メインジェットを取り外して穴を覗いてみた。メインジェットの穴が小さいような気がする。そこで細いドリル刃でもんでみることにした。真鍮を削り本来の穴を大きくしてしまったら元も子もないので、本当はドリルは使うべきではないのだが・・・。 何種類かあてがってみて0.8mmがいいようだ。(写真1)真鍮を削らないように慎重に手で回すとドリルの頭が出てきた。ン、ゴミが乗っておる。(写真2)これだ、と何度か手でグリグリしたらゴミは出てこなくなった。(写真3)穴もきれいに整ったと思われる。(写真4)ついでに再度フロートの高さ調整をして、メインジェットを組み込んだ。ニードル位置は上から2段目に変えた。エアースクリューは1.5回転戻しで始めたが、どちらかに少し回してアイドリング回転が一番上がるところで止める。後に手に入れた諸元表では1回転と7/8戻しが標準だった。キャブ内部が正常であれば回転がゆっくり上下するはずだ。果たして、・・・大成功である。エンジンは8,000回転まで吹き上がり、坂道も難なく上がるようになった。アイドリ ングも2,000回転で安定している。本来はもう少し低いはずだが、この回転が調子いい。ただ、難点はライディングポジションである。おじさんにセパハンはきつい。(藤) ![]() 写真1 ![]() 写真2 ![]() 写真3 ![]() 写真4
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