|
カテゴリ:HONDA GB250クラブマンE型
12月にしては暖かい日が続いたのでキャブを外して見ることにした。クラブマンの初期型(E型)はツインキャブ使用となっている。左側がプライマリーキャブで低中速用、右側がセカンダリーキャブで高速用となっている。この2つのキャブがパイプで繋がって一体化されており、このバイクの特徴となっているのだが、何ともややこしい。
SMによればリアフェンダーまで外さなくてもキャブを外すせると記載してあったが、タイトなフレームの中にキッチリと詰め込まれたキャブの取り外しは一筋縄では行かない予感がした。 先ずはセルモーターからだ。電源コードを外してボルト2本を抜けば取り外せる筈であるが、なかなか抜けない。恐らくモーターの先のギアがカッチリ噛み合わされているのだろうと思い、ハンマーのゴムグリップをモーターに当ててゴムハンマーで叩くと呆気なく外れた。 次は、エアクリボックスの左後方にあるヒューズボックスを外し、エアクリケースのボルトを外す。 次はシリンダーヘッドからエアクリに繋がっているブリーザーチューブを外す。 次はキャブレターバンドを全て緩める。 次はブリーザーケースからパイプを抜いてボルト2本を外し、ケースを抜き取る。 ここまでやって、エアクリケースを後方へずらすとキャブが左側に外れて来るのだが、これがなかなか外れそうで外れないので、作戦変更。インシュレーターの3本のボルトを外しインシュレーターごと外す事にした。 フレームは近いし、キャブレターが2つもあるので嵩張って、兎に角狭い。格闘の末それでも何とか取り出す事ができた。今まででこんな外しにくいキャブは初めてだ。先が思いやられそうである。外したボルトは無くさないように全て元の場所に仮留めして置く。 SMでは外す前にドレンスクリューを緩めて中のガソリンを抜くと書いてあったが、ドレンが緩まないので、そのままにして外したら中の腐ったガソリンがこぼれた。 腐っているとは言え、中にガソリンが残っているのであれば、そう悪くはないのではと淡い期待を抱いてフロートチャンバーを外してみた。汚い。 ガソリンの不純物がビッシリと付着し、見事な色になっている。外してみて綺麗だったら、キャブを分離せずに、そのままの状態で洗浄だけしようと思っていたのであるが、この状態だと全バラにするしかないだろう。 セルモーターコードのナット 取り外したセルモーター ツインキャブの中 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[HONDA GB250クラブマンE型] カテゴリの最新記事
|