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カテゴリ:メンテナンス
友人がエンジンがかからない、と持って来た刈払機。見るとkawasaki製、あのkawasaki、川崎重工業製だ。(写真1)こんなエンジンまで作っているのか。動かない原因はどうせキャブレターだ、とキャブを見るとワルボロではない!キャブにちゃんとピストンがある。(写真2)パーツが入るだろうか、といろいろ探すがどうも入るルートがわからない。しかたないので全バラにしないで状態を確認する。キャブ内部は案外きれいだった。
そこでばらすのをやめて他を点検してみる。まずプラグを外しスターターのひもを引っ張ると火花は飛んでいた。ガソリンタンク内は、と見ると、なんとストレーナがこの有様。(写真3)これではガソリンを吸わない。手持ちの新品ストレーナーが使えるかと比べてみると、このkawasakiのはガソリンパイプが細すぎて手持ちと合わない。そこでストレーナーを清掃してみた。(写真4)これなら大丈夫だろうと組み立てる。ワルボロキャブには存在するガソリンの戻りホースが無いのが気になりつつプライミングポンプをパカパカすると途中から重くなった。 チョークを操作し、何度かスターターを引っ張るとエンジンがかかり調子も悪くない。いじり回していて気がついた。キャブの下にあるレバーが何かわからなかったのだが、これを押し下げて(写真5の真ん中、スプリングを縮める方向)プライミングするとガソリンがピュッと外に飛ぶ。キャブ内部のガソリン圧を逃がしていたのだ。操作もわかったのだが、わからない部品が一つ。(写真6)この真ん中の「49」と印字された四角い金属部品は何だろう?コードが1本だけ接続されている。丸に国のロゴは「国産電機」というメーカーと思うのだが。(藤) 写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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またまたレアーなエンジンですな。KAWASAKIだからやっぱりやかましいのでしょうか。
49のパーツは電気コードが付いているので、電子燃調装置だろうか。そんなわけないか....。 (2016.02.10 09:17:03)
turu164さん
あのモンスターエンジンを作っているメーカーとは思えない極小エンジン。どうせ外注だと思うが。 今回は特に大きく手を入れることなく復活した。49パーツは何らかの電子部品、点火系の何かだろうなぁ。 (2016.02.11 08:16:21) |