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カテゴリ:XL125S改TLR125
改造TLR125をじっくりと試乗してみたら、ブレーキの効きが甘い事が判明。特にフロントはレバーを握ってからもホイールが回転してしまう始末である。
このバイクは前後共TLR200用のホイールを使用しているのだが、ブレーキはTLM50と同じ小径のドラムブレーキとなっているので、元もと効きは良くない。従ってTLM220R用のフロント回りを移植してディスク化を図るのが定番となっているようであるが、それにしても、TLR200のドラムブレーキと比べても雲泥の差だ。 組み立て時にはブレーキシューが半分位残っていたと思うが、前後共アジャスターをかなり絞り込んでいる。この状況で一番効果的なのは新品のシューに入れ替えてみることだろうと思い探してみた。 整備業者向けに開発したアフターパーツブランドPFPなるメーカーがノンアスベストのシューを1セット670円で販売していた。4セットまでなら送料が160円なので、ついでに2台分(4セット)購入してみた。シューを留めるスプリングは既存の物を使って下さいとの指示であったが、新品が付属していた。 早速、フロントから取り付ける。新品のシューなので当然厚みが増して、アジャスターも適正な位置で調整できる。リアはTLM50用のブレーキアームを付けているので、更に効きが悪くなっている可能性が高いと思い、保管部品を探してみたら、TLM220R用のアルミ製ブレーキアームが出て来た。比べてみると長さがかなり違う。リアブレーキの改造の定番もやはりTLM220R用を使用するようである。 ナイロンディスクとボンスターで汚れを落とし新品のシューと共に装着する。今度は如何にも効きそうである。前後共に新品のシューに取替が終わったところで走行テストを行う。 先ずはフロントからだ、レバーのストロークも僅かとなりガツンと効いてロックする。申し分無い効きだ。次はリアだ。踏みしろのストロークを調整してから踏み降ろすと、リアが完全にロックされてタイヤを引きずる。これは凄い。やはりアームの長さは伊達ではなかった。リアブレーキだけでも十分止まれそうである。 PFPのブレーキシュー リアの新旧シュー ブレーキパネルに取り付けたシュー (上)TLM50と(下)TLM220Rのブレーキアーム 改造TLR125に取り付けたブレーキアーム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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