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カテゴリ:フィットRS
24日の土曜日、今月2回目の大阪行きの所用があって、正午頃フィットRSで出掛けた。大阪での待ち時間の間、阿倍野のバイク屋で古いゼファーやクラブマンなど見て回った。どのバイクもヘッドライトに値段が書かれており、ネット通販もやっているようである。しかし、現物をよく見るとどれもサビが多かったり、変に塗装がされていたりで程度は良くない。写真を撮ると綺麗に写るのだろうなぁ。やっぱりバイクは現物を見ないと買えないなぁと思いながら大阪を後にした。
今日は、荷物がないので後部を直したフィットで来ている。高速をガンガン走るには、軽く高回転まで吹け上がるVTECエンジンが実によろしい。午後9時頃快調の内に帰って来てICを出て最初の左カーブで事件は起こった。 突然右ホイール辺りからとんでもない大音量のギーギーガリガリと異音が鳴り出した。その音は窓を閉め切って走っていても、ビックリする程の大音量なのだ。何か引っ掛けて引きずっているのか。いや違う。そんな感覚ではない。ブレーキ辺りが壊れてホイールに巻き込んでいるのだろうか。それにしては走行抵抗が感じれないし、ブレーキは正常に作動している。 超低速で走ってもその音は少し小さくはなるが消えない。50mほど超低速で走って適当な停車場所を見つけ取り敢えずクルマを止める。 右ホイールのブレーキキャリパー辺りを携帯ライトで照らして見るも異常はない。ディスクローターにも傷などは見当たらない。クルマの下に頭を突っ込んで調べても異常は見つからない。 仕方がないので、時速10キロ程で家路につく事にしたのだが、異音は更に大きくなり、対向車も気が付くほどの大きさになって行く。兎に角その音と言ったら尋常ではない大きさなのだ。幸い直ぐに家なので何とか辿り着いた。 次の日曜日は忙しかったので、午後4時頃から原因究明に乗り出す。生憎の雨なので、作業は工具を運んでカーポートの下で行う事にした。 取り敢えず、フロント右のホイールナットを緩めて、ジャッキアップを行う。馬がないので、念のために車体の下に角材を4本置いて馬代わりにしてホイールを外してみるが、ブレーキキャリパー、ローターには異常は見当たらない。 取り敢えずローターを外してみる事にする。ローターを外すにはキャリパーを外す必要がある。キャリパーは2本のボルトで留めてあるのだが。これが固くてメガネレンチでも緩まない。メガネ+ハンマーを使用しても緩まない。仕方がないので、電動インパクトを使用する事にしたのだが、 ボルトは内側から取り付けられているので、電動インパクトがサスの部品に当たってどうにもならない。 よく考えたら、角度を変えれば当たらないように思えたので、ハンドルを右に一杯切ってみると大正解。今度は電動インパクトが当たらない。スイッチを入れると一発で緩む。さすがはインパクトだ。 キャリパーを外して次は、32ミリのセンターナットを緩める。RH250のドライブスプロケットを外す時に買ったソケットが役に立った。(後で分かったのだが、センターナットは緩める必要はなかった。)ローターを手で回してみるとあの酷いギーギー音がする。どうやらローターを外す必要があるようだ。ローターを留めてある2本のプラスネジを緩めればローターが外れる筈である。ここはホイールの当たり面なので皿ネジが使用されているのだが、これも普通のドライバーでは緩みそうもない。CRCを吹いておいて、インパクトドライバーを取りに行く。 インパクトと大型ハンマーで5回程どついたらやっと緩んだ。クルマの部品はバイクと違ってどれも大トルクで締め上げてあるので、ネジを緩めるだけで大変である。 さてローターをゆっくりと外してみる。フィットのフロントディスクはベンチレーテッドディスクになっているので、2枚のディスクの間に冷却用の通気口が付いているためにかなりの厚みがある。表と裏を観察してみるが、異常は見当たらない。 ローターを外した奥に薄い鉄板製の遮音板?のような物が付いている。これにローターが接触した可能性が高いとみて、念入りに調べたが大きな接触痕は確認できない。しかし下部に少し塗料が剥げたような部分があったので、念のために遮音板全体を少し内側へ曲げてローターを取り付けてみた。左右に動かせてみたが今度は音がしない。 半信半疑で組み立てに掛かる。キャリパーをセットして、ホイールを取り付ける。エンジンを掛けてゆっくりと走り出したが音はしない。スピードを上げてハンドルを左右に切ってみる。大丈夫だ。左右の急カーブ。高速走行。急制動。ブレーキも大丈夫だ。音はピタリと止まった。やはりローターが遮音板に接触していたようである。何故、高速を走り終えた直後に接触が起こったのかは不明であるが、以前何か異物が遮音板に当たって、遮音板が少し変形していたのだが、紙一重の所でローターとの接触を免れていたのが、何かの拍子で更に少しずれた為に、接触が起こったとも考えられる。 何れにせよ、ブレーキやハブ、サスなどと言った走行に多大な影響を及ぼすような所の異常では無かったので、これで少し様子を見る事にする。やれやれである。今年はフィットの鬼門の年だ。 ホイールを外したフロント右側 センターナットと32ミリソケット(必要無かった) ローターから外したキャリパー インパクトで緩めたローターを固定している皿ビス ハブから外したローター(2本の筋はパーツクリーナーが垂れた跡) 異音の原因であったと思われる遮音板 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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異音の原因が分かってよかったですね。
猫でも轢いたんでしょうか?(^^;\(=。。=) (2016.09.26 11:11:10)
遮音板か導風板か分からないが音の原因はこの鉄板とどこかが接触した。極低速状態でも、となると接触の相手はブレーキローター。音の大きさからして激しく突然接触した感じだが、その痕跡が板と相手とどちらにもあると思われる。しかし左にカーブしただけで接触するはずはない造り。それが直進状態になっても続くとさらに???やはり猫の祟り。
(2016.09.28 07:40:28)
いや、これはハブのベアリングが固着して、或いはドライブシャフトがいかれて、異音がしだしたのが、ねじを緩めることで一旦緩まって一時的に解消されただけで、再度近々大変な事態が・・・!!。そんな恐れもありますので、マツダのディーゼルに買い替えの時期が来たということですね(笑)。
(2016.10.03 07:49:56)
906tomさん
どうして接触して異音が出たか不明です。その後音はピタリと止まっているので大丈夫だと思いますが....。 (2016.10.14 17:39:08)
levin15412さん
そんな事で欺されません。壊れたら直すのみです。 (2016.10.14 17:40:47) |