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銀線名人ぬかしんぼ@ Re:デミオのフォーン交換(04/06) 私も同じくそういう事がありましたね。 …
2020.07.05
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カテゴリ:MOTO GUZZI V7Racer

V7ドンキーの車検が近くなって来たので、2年前の悪夢が頭をよぎる。あの憎きヘッドライトだ。V7の純正ヘッドライトはリフレクターの形状が悪いのか、ハイビームだと基準の15000カンデラまで届かないので車検に不合格となってしまうのだ。
前回は店主から教えて貰ったウルトラCで難所を切り抜ける事が出来たが、同じ手を使うにはテスターセンターで3,240円を払って調整を行って貰わなくてはならないので、他の手を考えていたのだが、妙案が思いつかない。
店主の話やネットを検索すると、確実なのはライトをケースごと交換する方法である。V7に適合するライトはあの有名なシビエである。昔はライトと言えば信頼と光軸の美しさで舶来のシビエかマーシャルが憧れであったが、何せ高額なので、国産の小糸かPIAAで 我慢していた。
更に調べて行くと、MOTO CIBIE HM20なるバイク専用ヘッドライトが適合するようである。MOTO CIBIEにはライトケースがメッキとブラックの2種類用意されていたが、メッキ製は現在廃番となっているようである。どちらかと言うと断然メッキが欲しかったのに誠に残念であるが、致し方ない。
MOTO CIBIE HM20 ブラック 180∅ H4 12V60/55W 専用ボディ、リム、ポジションソケット付16,229円ナリ。
フル装備の割りに思ったよりも安かったので、10万円の給付金もある事だし、購入に踏み切った。CIBIEをネットで検索するも公式ホームページはおろか、情報が極めて少ないのは何故だろうかと思い調べてみたら、CIBIEはフランスのメーカーだったが、フランスのValeo(ヴァレオ)に買収されて、ブランド名だけ残っているらしい。今ではPIAAもヴァレオの傘下となっているようである。何だかなぁ~。
届いた段ボールには、あのCIBIEのロゴ入りの黄色いステカーが貼ってあった。感動である。この歳になってやっと憧れのCIBIEを手にする喜びは何物にも代えがたい。先日工作車に取り付けたMOMOと言い、この度のCIBIEと言い、若い頃憧れていたブランド品が政府の給付金のお蔭で手に入ったのである。安倍さん有り難う。
震える手で開封するとビニール袋に入れられたピカピカのCIBIEが鎮座していた。ほんの少し黄味を帯びたガラスのレンズはCIBIE独特の美しいカットラインが施され、旧車の雰囲気がたまらない。V7を含め最近のバイクはプラののっぺらレンズのマルチリフレクターに取って変わってしまって、まるで味気がない。それに比べるとCIBIEの美しさが一層際立つ。レンズの中央付近に小さく型抜きされたCIBIEの文字が控えめで、何とも好感が持てる。欲を言えばライトケースがプラでは無く鉄製なら完璧であったが、V7純正もプラだったので贅沢は言うまい。
作業は純正ヘッドライトの取り外しから始める。リムの下部にあるビスを1本抜き取るだけでライトケースからリムが外れる。ライトとポジションが一体となったカプラを抜いて、ケース両サイドのボルトを外せばライトは簡単に外す事が出来るのは良いのだが、ライトケースに残ったオス型カプラを外すには、ケースと一体となった爪を起こしながら素早くカプラを引き抜かねばならず、ケースの爪が割れはしないかと冷や汗物であった。ネット情報ではCIBIEのライトケースはV7純正に比べて僅かに小さいので、ライトステーとの間にスペーサーを入れる必要があるとの事だったが、2014年にマイナーチェンジが行われたV7レーサー最終バージョンの現車では何故か純正部品のようにピッタリ合ったので、その必要はなかった。
CIBIEのライトにはH4のハロゲンバルブも付属されていたが、ポジションは配線のみでバルブは無い。安い物なのでこんな所でケチらず入れておけば良いのに…..。V7の配線が加工無しでそのまま使えるので、同梱のポジション配線は使用しない。バルブは純正から交換していたLEDを取り付けようかと迷ったが、CIBIEなら明るく見えるかも知れないし、H4のレトロな色具合の方が雰囲気が良いので、そのままとした。夜間乗ってみて明るさが足らないようならLEDを取り付ける事にする。ポジションは交換していたオレンジLEDを付け替えた。
カプラを繋いでリムをライトケースに嵌め込み、3本のビスで固定すれば完成なのだが、CIBIEライトのもう一つの欠点は左右の光軸調整機能が付いていない事である。ライトステーを左右に動かす事は無いので、上下の調整だけ出来れば良いとの考えだろうが、普通どのバイクにも左右の調整機能は備わっているのが普通だと思うのだが……。CIBIEは全てそうなのだろうか?
何はともあれ待望のCIBIEが付いた。やはりカットライン入りのレンズは美しいし、丸みを帯びて前方に少し膨らんだ造形も好感が持てる。ライトを付けてみると、柔らかなH4バルブの光りが照射された。V7純正のH4よりも明るいように思える。夜に乗って見るのが楽しみである。これで、今夏の車検は大手を振って一発合格間違い無しである。今日は前祝いでキリン一番絞りと地酒2合に焼き豆腐の「アテ」で車検完全勝利の祝杯を挙げるとしよう。

CIBIEが到着

カプラを外すのが大変だったV7のライトケース

ライトケースから取り外したV7純正の配線とカプラ

H4バルブが装着されるCIBIE(左)とLEDバルブを装着したV7用(右)

CIBIEのライトケース(左)とV7のライトケース(右)

ライトステーに隙間無くピッタリ収まったCIBIEのライトケース

取付が完了したCIBIEのライト 美しい!

レンズが前方に膨らんだCIBIEのライト

点灯したCIBIEのライト

V7純正とCIBIEのライト






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Last updated  2020.07.05 05:58:39
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