2020/08/09(日)09:44
エンジンマウント
フォルツァのSMも届いた事だし、そろそろエンジンを下ろしてみようと、マフラーを外し、リアのブレーキキャリパーも外し、ラジエターの配管やら配線も外した。残るはリンク構造と、ダンパーを兼ねる2本のエンジンマウントボルトを抜くだけである。このエンジンは上部にあるマウントボルトと後部左右にあるリアサスで吊り下げられている構造となっている。
従ってエンジンを下ろすと言う事は、それに繋がるベルトプーリーケースやリアホイールまで一緒に外すと言うことである。普通のバイクのようにエンジン単体で外せないのはスクーターの宿命である。
先ず、リンクの下側にあるダンパーのナットを緩めてみようと、1/2のソケットレンチの19ミリで試してみるも、全く緩まない。今度はメガネレンチで試してみるも、フロントタイヤが浮き上がるほど力を入れても緩まない。僅かに反対側のボルトの頭が動き共回りするだけである。どうもおかしいなと思ってナットをよく観察してみたら、ナットの中に細いワッシャーのようなものが見える。ロックナットだ。これが悪さをしているのかも知れない。こうなったら最後の手段で電動インパクトレンチの出番である。インパクト用の19ミリロングソケットを装着してガツンと一発やったが緩まない。ガガガガガと連続で攻撃しても反対側のボルトの頭が少し共回りするだけで緩む気配がない。ナットもボルトもカウルに覆われた車体の下なのでサビ一つ無く、ピカピカ光っているので、固着は無いと思われる。今まで幾ら固く締められていたナットでもインパクレンチで緩まなかった事は一度も無い。この先このナットを緩める方策が見つからないのだ。
ダンパーのナットは諦めて、リンクのナットに挑戦してみる。このナットも同じく19ミリのロックナットを使用しているので、今度はいきなりインパクレンチで回してみるもこれも緩まない。反対側のボルトが共回りしているだけだ。困った事だ。反対側のボルトの頭を押さえようと、するが手が届かないので、車体に後ろ向きに跨がって試してみるも体勢が悪く敢えなく断念。
夕方になって写真屋がランニングの途中に休憩に寄ったので、これ幸いとメガネレンチでボルトの頭を押さえて貰い、反対側からインパクトレンチの連続攻撃を仕掛けるとやっと緩んで外す事が出来たが、ダンパーのナットはどうやっても緩める事が出来なかった。SMを見ると分解している写真が添えられているので分解出来る筈である。何で緩まないのだろうそれが分からない。
マフラー、ブレーキキャリパー、配管、配線を外した車体
リンク上部の取り付け取り付けロックナット
どうやっても緩まないダンパー取り付けロックナット