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カテゴリ:Touring
コロナでなかなか行けなかった笏取り虫ツーリング。久々の開催となったが、皆さん忙しいようで参加はディアベル、ハーレー、V7の3台となった。天気は上々だが、朝は少し冷え込み気温は15°、日中は20°を越えるらしいので服装が難しい。ジャンパーのインナーをどうしようかと迷ったが、高知に行くのだから暑いと判断してインナーを外して出掛けた。
午前7時50分集合場所の道口PAには既にディアベルとハーレーが到着していた。ハーレーは県北から高速で1時間30分かけての参加なので、ちょっと申し訳ない気持ちである。3台揃ったところで山陽道を尾道に向けて出発。隊列はディアベルが先頭でハーレーを挟んでV7が続く、ハーレーのインカムの部品が壊れて修理中との事なので前後2台で話しながら走るが、風切り音が大きくよく聞き取れない。昨年高速で使用した時には問題なく使えたのに、どういう事だ。音量が小さいのか?スピードの出し過ぎか?まぁ高速ではそれほどしゃべる事もないので、大丈夫だ。 福山西ICからしまなみ海道へ分岐。いよいよ瀬戸内海だ。島々に架かる幾つもの橋を渡り、多島美を愛でながら四国へ向けて走りながら、昨年カブで橋の原付道を走った事を思い出す。気温は16°と上がらないインナーがないので寒くなって来たので、ディアベルに連絡して瀬戸田PAで休憩。 最後の来島海峡大橋を渡ると今治だ。R196を少し走り、今治湯浦ICから松山道に入り、伊予灘SAで休憩。気温はやっと19°近くになってきた。松山までは片側2車線で広く走りやすいが、松山から三間ICまでは片側一車線となり、ペースダウン。広見のGSで給油。スタンドの従業員がグッチを見るのが初めてらしく、何と言うバイクですか?と話しかけて来た。簡潔に説明して先を急ぐ。いよいよ四万十だ。四万十川に沿ってR381がうねりながら延びている。桜の花は終わっているが葉桜の若葉色が眩しい、山に目を向ければ一斉に芽吹いた木々が新緑になりつつあり、今しか見ることが出来ない風景が堪能出来き、川に沿って走るのはとても気持ちが良い。気温は24°まで上がっている。 そうこうしている内に沈下橋を発見。直ぐに下って橋の上をゆっくりと走ってみる。橋幅は普通車も通れるくらいに広いのだが、欄干が無いので橋の途中でバイクを降りると少し怖いと思う錯覚に陥る。四万十川は洪水が多いので、このような沈下橋が幾つもあり、洪水が橋の上を通過して行くので流失を免れるという訳だ。しかし、我々は珍しがって、写真を撮ったり橋上に止まったりしていたが、地元では生活道路なので、地元車優先で迷惑にならないようにマナーを守っての見学が必要であろう。この沈下橋は数十年前にミリオン出版のアウトライダーと言う雑誌に四万十川ツーリングとして紹介されており、一度走ってみたいとその雑誌と共に思いを馳せていた事が今日実現となったのである。取材車はYAMAHAのランツァだったが、今度はセローでゆっくりと訪れてみたくなるような場所である。 沈下橋を2つほど過ぎれば、昼食予定の「道の駅四万十とおわ」に到着。2人は豪華に鰻の食べ比べ重、私はヘルシーにハーフの豚丼とうどんを注文。食後にインスタのフォロー登録でアイスコーヒーを無料で飲んで四万十に向けて走ると直ぐに四万十川を隔てた対岸の山から1㎞もあろうかと思えるワイヤが2本張られ夥しい数の鯉のぼりが泳いでいる光景が目に飛び込んで来た。これは凄い。川に渡る鯉のぼりは数多く見てきたが、これ程のスケールのものは初めてである。どうやってワイヤを張ったのかも気になるが、やろうと思った事に感服である。 次はディアベルさんがどうしても行きたいと予定に入れていた焼酎ダバダ火振を醸造する無手無冠の売店に突撃、70%栗使用の特選焼酎が気になったが、焼酎は先日都城の先輩から特選高級品を3升貰ったばかりなので、飲みきれないと思い遠慮した。 近くには四万十川焼酎銀行があり、何でも焼酎を定期で預ければ満期まで芳醇な旨みと5%程度の小瓶が利息として付くそうである。本物の銀行のような立派な建物には驚いた。ファンが大勢いるのだろうが、考え付いた関係者は大したものである。 ここからは折り返し帰るだけだ。四万十中央ICから高知道と進み、南国SAで休憩。ここからは片側2車線となるので、快調に走ることができる。高松道の豊浜SAで休憩の予定だったが、早く着き過ぎたので高瀬PAに変更。こういう時にはインカムが活躍する。走りながらの予定変更も瞬時に出来てしまう事はありがたい。最後の休憩を終えて坂出から瀬戸大橋を渡る。夕暮れが迫る瀬戸内海も黄昏気味で良いものだ。そろそろ気温も下がり始め20°を下回り始めたので、少しペースを上げて走り早島ICで編隊を離脱した。 今回のツーリングは殆ど高速だったので、走りやすかったが何せ長時間だったので流石にくたびれた。数年前に行った信州を思い出す。次回はワインディングを楽しめるような近場でゆったりとしたツーリングを企画してもらう事にしよう。久し振りに長距離を乗ったV7だがオイル漏れも無かったし、快調そのものだった。本日の走行距離546.4㎞。 瀬戸田PA ハーレーの勇姿 四万十川と予土線の鉄橋 最初の沈下橋 橋上で止まるディアベル 道の駅四万十とおわ 「とおわ」からの眺め 対岸の山から連なる無数の鯉のぼり 風情のある無手無冠の売店 向かいにも風情のある店が佇む 四万十川焼酎銀行 2本目の沈下橋 橋の手前で 四万十の魅力の整流と山 四万十川とV7 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お久しぶりです。大型バイクだと、一日のキロ数が半端ないですね。あんなところまで行けるなんて凄い。私も、スズキのエスクードで言った記憶があります。ウナギが美味しかった記憶があります。ご無事で何より。
(2022.04.20 22:11:00)
グリフイスさんへ
こちらこそお久し振りです。大型バイクといえども500キロ越はくたびれます。四万十は1泊でのんびり行きたいですね。 (2022.04.23 10:35:37) |