笏取り虫

2024/05/08(水)11:30

キャブレターのクリーニング

SUZUKI GN125H(5)

GN125Hのエンジンが吹け上がらないので、キャブを取り外してみた。このキャブはエアクリ側もエンジン側もゴム製のインシュレーターをバンドで締め付ける仕様となっているので、外すのに少し力技が必要だ。車体同様キャブ本体の外観も綺麗なので、中もそんなに汚れているとは思えないが、開けようとして、フロートチャンバーのビス2本を外して、ドライバーの尻で軽く叩いてみたが外れない。少し固着があるようなので、プラハンで叩いてみたが外れない。??。今度は力強く叩いてみたがビクともしない。こんな固いフロートチャンバーは初めてだ。精密ドライバーで合わせ目をつついていたら少し口が開いたので一気に引き剥がすと、何と、合わせ目のゴムパッキンの上から液体ガスケットが大量に塗られていたのだ。何でこんな所に液体ガスケットを使う必要があるのか分からない。しかも走行距離3千㎞でキャブを開ける必要があったのだろうか?それとも初めから液体ガスケットを使用する中華仕様なのか謎は深まるばかりである。パッキンを残して液体ガスケットだけ剥がそうとしたが、劣化してしていてどうにもならず、パッキンも千切れてしまった。キャブの中をみて更にビックリ。ジェット類やフロートチャンバーに青カビが生えたように不純物が一面を覆っていた。よくこの状態でエンジンが掛かったものだと思える位の酷さだ。 取り敢えず全てのパーツを外して、ボンスターとパーツクリーナーで洗浄。フロートバルブは外してキャブクリーナーに漬けておく。 キャブ本体の全ての穴とジェット類の穴の貫通を確認し、最後にエアーを吹いて洗浄完了。メルカリにて送料込みの450円で購入したパッキンの到着を待って、組み立てる。 キャブは車体の左側から外したので、左側から入れるも、これが狭くて中々難しい。エアクリ側を先に押し込むのだが、外すよりもかなりの力技が必要だ。エンジン側を嵌めた後に適正な位置まで押し込むのにタイヤレバーを2本使ってやっと嵌まった。 穴の開いていた燃料ホースを取り替えて、エンジンを掛けてみると、1発始動。暖機の後、アクセルを開けると回転もついて来る。何とか復調したようである。 車体から取り外したキャブレター/下部の穴付近汚れが見える 液体ガスケットが大量に塗られたフロートチャンバーの合わせ目 酷い事になっていたキャブの内部 洗浄が終わったキャブ部品 劣化も重なり千切れてしまったパッキン メルカリで購入した中華製パッキン 洗浄後新品パッキンを取り付けたフロートチャンバー キャブを取り付けた車体左側 キャブを取り付けた車体右側

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