中国、鯖、サヨリ釣り

中国の釣りは、日本より難しい事は言うまでもありません。
※理由はあとで書きます。

中国青島は、中国では珍しく海、山があり
自然が豊かな中国のリゾート地です。
オリンピックのヨットレース会場になる事からも
それが伺えます。

では、海鮮料理が豊富な地域ですので
釣りもさぞかし楽しめるのではないでしょうか！
と言う、疑問に今回は的を絞ります。

一回目の釣りの環境情報（刺身情報あり）
二回目は釣りの道具情報
クリックで各ページに。

それでは、本題の実際の釣り情報です。
釣り場１

土曜日に友達のハナさんが、シーバスを釣った
と言う、情報があり
日曜日も、釣りに行く事になっていたので
無理やり着いていく事にしました。

※ハナさんが釣った模様は
ハナさんのブログに書いていますので
ここから『ハナさんのブログ』へ！
シーバスを釣ったハナさん

今回も勿論、シーバスを釣る目的ですが
ルアーではなく、餌釣りです。

餌として鯖を釣るのですが

この鯖釣り

中国スタイルは、サビキのみ

釣りをやった方ならお解かりでしょうが
日本では、下のオモリのかごにオキアミ（小さなエビ）を入れ
オキアミが水中でばらけて、オキアミに似せた
針（サビキ）で騙して釣るスタイル。

しかし

中国は餌など要らぬ
疑似餌のサビキだけで
下のオモリも

ボルトナット

車のプラグ

などで代用。

驚いたのは、日本では考えられない

サビキの投げ釣り

ズル引きで釣っています。
あり意味、ルアー？！？

無論、こんな事で釣れている人は少なく

日本のようにサビキの針に何匹も釣れている
光景はありません。

しかし

ここは漁港

漁船が帰ってきて、漁船から落ちた餌を
鯖がつまみに集まって来ます。

この時ばかりは、話が違う

この漁船が落とした餌が、無料のオキアミに
変身し、サビキで釣れる事、釣れる事。

オキアミを買う事無く、無料で楽しむのが
中国スタイル。

お金の出費を抑えるのが中国スタイル。

そうして釣った鯖を餌に、シーバス（大陸スズキ）を
狙います。

活餌のまま、海に投げ込むだけの
電動ルアースタイル

昨日はハナさんは釣りましたが
今回は一瞬当りがあったものの
それっきり、当りも無く終了。

もう一方は、サヨリ釣りに走り
サヨリを釣りをしていましたが
ここでも、恐るべき中国流が炸裂

まずは画像を
サヨリ釣り１

どんな仕掛けか解かりますか？

ではもう１枚
サヨリ釣り２

実は、このヨットモドキを操って沖に流し
そこから、無数の仕掛けを付けて釣る方法

解かりやすく言えば
凧を海で上げる（凧揚げ）

題して

凧揚げしてたらサヨリが釣れた～

この釣り？いや漁か！
が結構釣れていて、１回釣れば
５０匹程度のサヨリを釣っていました。
サヨリ釣り３

ここで、漁業の漁船が沢山帰ってきましたので
釣りは終了です。

では、何をこの漁船は持ち帰っていたのか
漁船の成果

何でしょう！

答えは

オキアミ（小さなエビ、小魚）！！

ホント、日本では取らないような小さな小魚まで
根こそぎ毎日、何十頭の船が何回も取りに出かけます。

昆虫を取るような、目の細かい網で・・・・

これでは、中国近辺の海では魚が居なくなります。

育つ前に取る。

ですから、釣りも中々難しいものになっています。

この持って帰った魚はすぐに仕分けされ
漁港の風景１

仕分けと言っても、最大２０ｃｍのアンコウが
混じっている程度で、１０ｃｍ程度の魚と
３ｃｍに満たない魚、エビに分けるぐらいです。

勿論
その場で市が始まります。
魚港の風景２

この市で並んでいる魚をリサーチしても
アンコウ　２０ｃｍ程度
太刀魚　　ベルトサイズ　３０ｃｍ前後
カレイ　　１０ｃｍ未満
スズキ　　２０ｃｍ程度
エビ　　　１０ｃｍ程度（種類判らず）
後は、３ｃｍに満たない魚ばかり

この市の前では、レストラン？があり
買った魚をすぐに調理してくれるのですが
氷を積んでいない船ばかりで・・・
日本人としては・・・・・
乾いた魚はどうも・・・・・

もっと新鮮を！！

と、言いたくなるのは言うまでも無い。

ちなみに、これが漁の総てではありません。
お金が無い昔からの漁で
無論、最新の漁船で釣りに出る大手の漁もあります。

では、今回３人での成果は
（朝６：３０～１３：００まで）
鯖　　　　３０匹以上
サヨリ　　７匹

勿論、氷をつめて
お持ち帰りして、顔なじみの
日本料理店でさばいていただきました。
サヨリ刺身１