2008/09/13(土)10:43
気持ちの良い朝のスタート
周知の沙汰ですが、欧米社会では個人が尊重され周りに流されるのではなく、それぞれがしっかりと個人の意見を持ち、述べます。
日本社会とは大きく異なる点ではありますが、最近の若い日本人は段々と欧米化しているのもまた観察されているのが現状です。
自分の意見をはっきりと述べるのは良い事ですが、決してそれが単なる自分勝手に取られないように気を配ることも大切です。
昨日、朝の通勤時に電車に乗り込むべく列に並んでいると杖を持ったお年よりの方がいました。
電車が到着してその方が中に入ったのですが、満席・満員に近い状態。
これもいつもと変わらない光景で何ら驚くことはないのですが、ドアに一番近い席に座っていた高校生の男の子が‘どうぞ‘と言って、すっと立ち上がったのです。
オーストラリアではよく見かけた光景ですが、日本でしかもこんな朝の通勤時に見るとは思ってもなく、驚きと感心の気持ちで一杯になり、その日一日気持ちよいスタートを切ることができました。
その子はその後すぐに降りるのかな、と思っていたのですが結局は私の方が先に降りてしまい、かなり長い間立っていたことになります。
見かけは今時の高校生で耳にピアスをしていましたが、見た目で人を判断してはいけないんだと改めて思い知らされた出来事でした。
シルバー席はこういったお年寄り、妊婦、子供、障害者の方優先の席です。
しかし現状は健常者が席を占めており、そんな人たちが乗ってきても寝たふりをしたりとめちゃくちゃです。
見て見ぬ振りも当たり前。
社会の常識、日本人としての国民性を疑ってしまいます。
前にもブログで書きましたが、ブリスベンに居た頃バス停に着くか着かないかという時、すでに立ち上がって乗り込んできた年配の方に席を譲っていた若い男の子がいました。
他の人もただ席が空いたからといって座ることはありません。
こんな世の中がずっと続いたらいいなと思う今日この頃です。