バレエ鑑賞記 BALLET

2003年7月 『シアターテレビジョン』で放送
 「パリ・オペラ座バレエ学校」

 出演 クロード・ベッシー
    ノエラ・ポントワ
    モニク・ルディエール
    パトリック・デュポン
    マニュエル・ルグリ
    エリック・ヴ・アン

 厳しい!! 子供達が可哀相になるぐらい厳しい世界です。
 パリ・オペの諸先輩が出てくるのがすごい。デュポンはうれしそうにぐるっぐる回っているし。ルグリさまが若くて超美しい。ルグリさまはアントルシャのお手本。アントルシャすごい! は~ ルグリはこの技、世界最高だね。アンビリーバブルなほど高度な技術の世界です。
 

2003年7月20日(日) NHK教育「芸術劇場」で放送

サンクトペテルブルク建都300年記念ガラ
2003年5月30日 ~サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場で録画~


「歌劇“スペードの女王”第2幕 第1場から」        
                    チャイコフスキー作曲
            (ソプラノ)タチアナ・パヴロフスカヤ
          (バリトン)ドミートリ・ホロストフスキー

「歌劇“エフゲーニ・オネーギン”第1幕から
         手紙の場面“わたしは死んでしまいそうだ”」
                    チャイコフスキー作曲
                (ソプラノ)ルネ・フレミング

「バレエ“ラ・バヤデール”第3幕から」     ミンクス作曲
             (バレエ)ディアナ・ヴィシニョーワ
                 レオニード・サラファーノフ

「歌劇“ボリス・ゴドノフ”第3幕 第2場から」
                     ムソルグスキー作曲
             (メゾソプラノ)オリガ・ボロディナ
           (テノール)ウラディーミル・ガルージン

「歌劇“イーゴリ公”からダッタン人の踊りと合唱」
                       ボロディン作曲

「声と管弦楽のための協奏曲から第1楽章」   グリエール作曲
               (ソプラノ)アンナ・ネトレプコ

「瀕死の白鳥」              サン・サーンス作曲
              (バレエ)ウリアナ・ロパトゥキナ

「歌劇“スペードの女王”第3幕 第3場から」
                    チャイコフスキー作曲
           (テノール)ウラディーミル・ガルージン
          (バリトン)ドミートリ・ホロストフスキー

「バレエ“海賊”から“グラン・パ・ド・ドゥ”」  アダン作曲
             (バレエ)スヴェトラーナ・ザハロワ
                   イーゴリ・ゼレンスキー

「歌劇“イオランタ”からフィナーレ」  チャイコフスキー作曲
            (ソプラノ)タチアナ・パヴロフスカヤ
                      ルネ・フレミング
                     アンナ・ネトレプコ
             (メゾソプラノ)オリガ・ボロディナ
           (テノール)ウラディーミル・ガルージン
          (バリトン)ドミートリ・ホロストフスキー

                              
             (バレエ)マリインスキー劇場バレエ
              (合唱)マリインスキー劇場合唱団
            (管弦楽)マリインスキー劇場管弦楽団
                (指揮)ワレリー・ゲルギエフ

  

 お客さんが超VIP ロシアのプーチン大統領 仏のシラク大統領、英のブレア首相夫妻など。レオニード・サラファーノフという人とザハロワがすごかった。


2003年7月13日(月) シアターテレビジョンで放送
■ドキュメンタリー 『バレエ・ボーイズ~ロイヤル・バレエ裏日記』 #1~#4/英語 
 
出演:ウィリアム・トレヴィット
マイケル・ナン他
当時のロイヤル・バレエ団員や関係者が総出演
ニネット・ド・ヴァロワ
ダウエル
ムハメドフ
バッセル
コープ
キャシディ
ブルース・サンソム 
クーパー(3秒)
ウィルドー(8秒)

1997年から99年


 んんんん…おもしろいです。バレエ団も普通の会社と同じなんだなーと、ある意味悲しくなるが。さすがイギリス流の民主主義というのか、ダンサーの組合闘争とかもあって、それぞれの団員が自己の生き方を模索している。スターダンサーではなく、普通のバレエ団員の視点だから普通のバックステージ物とも全然違う。
 冒頭でギエム、ドミンゴ、チャールズ皇太子、登場。ムハメドフ、サー・アンソニー・ダウエル ダーシー・バッセル いっぱい登場。ブルース・サンソム コープも登場。この撮影者2人、ウィリアム・トレヴィット、マイケル・ナンは結局最後に熊川のバレエ団に行くために退団してしまうのだが。その後も見たいね。


2003年7月13日(月) シアターテレビジョンで放送
マラーホフのドキュメンタリー 『ナルシス』
1992年
独語
 
出演:ウラジーミル・マラーホフ

『薔薇の精』
『レ・シルフィード』の舞台
フォーサイスの『ラヴ・ソングス』
『ラ・バヤデール』のリハーサル
『ナルシス』(ニジンスキーのために振付けられた作品)
 マラーホフの10年前。24歳のマラーホフ。すばらしい!!! しなやかで完璧、ジュテは高く、空中を漂うように優しく、回転はどうしてこんなにゆっくり回れるのというぐらい、優雅に回る。すごい人です。完璧な技術と、芸術性の融合。


2003年7月13日(月) シアターテレビジョンで放送
「ラ・バヤデール」 
ロイヤル・バレエ
(1991年)
 
原振付=マリウス・プティパ 
演出・振付=ナタリア・マカロワ
ニキヤ/アルティナイ・アスィルムラートワ
ソロル/イレク・ムハメドフ
ガムサッティ/ダーシー・バッセル
バラモン/アンソニー・ダウエル
ラジャー/デーヴィド・ドリュー
黄金の像/熊川哲也
影の王国ソリスト/ヴィヴィアナ・デュランテほか

 これ、1幕の結婚の場で、後ろに立っている男性6人のうち一人がアダムのような気がするんだけど…違うかな?? 一番左の背の高い人。もし出てたならこの時、アダム19歳です。
 意地悪なガムザッティにバッセルははまり役だあ~ 半端じゃなくすごい技術だ。完璧なバッセル。
 アスィルムラトーワはとっても美しい!まさにニキヤだ!色っぽい。


2003年7月13日(月) シアターテレビジョンで放送
コルパコワ、ベレズノイ出演
『眠れる森の美女』
キーロフ・バレエ
1982年
 
振付:マリウス・プティパ
イワン・フセウォロジスキー 
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
出演:イリーナ・コルパコワ
   セルゲイ・ベレズノイ
   リューボフ・クナコワ ほか

 ごめんなさい、コルパコワもベレズノイもぜんぜんいいと思わなかった。ヴィシニョーワやこないだ生で見たセミオノワと比べちゃうからだよね。ア・ラ・スゴンド足があがってないし、ローズアダジオはアン・オーもないし。ベレズノイ、ジュテ低いし。

2003年7月13日(月) シアターテレビジョンで放送
ベラルビ、ガイダ、ルテステュ出演:『幻想交響曲』
パリ・オペラ座バレエ
1997年
 
振付:レオニード・マシーン 
音楽:エクトール・ベルリオーズ
出演:カデル・ベラルビ
ファニー・ガイダ
アニエス・ルテステュ ほか

2003年6月2日(月) クラシカ・ジャパンで放送
ドキュメンタリー「春の祭典」
"Documentary: Les Printemps du sacre"


音楽:イーゴル・ストラヴィンスキー
正味1時間2分
[演目&出演]
パリ・オペラ座バレエ団(マリ=クロード・ピエトラガラ)
ケネス・アーチャー&ミリセント・ホジソン(ジョフリー・バレエ)
マリー・ヴィグマン(映像)
モーリス・ベジャール&20世紀バレエ団(シルヴィ・ギエム)
ローザンヌ・モーリス・ベジャール・バレエ団(マーク・ウォン)
ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踊団(ルース・アマランテ)
マーサ・グレアム&カンパニー(クリスティーヌ・デイキン)
マッツ・エック&クルベリー・バレエ団(アナ・ラグーナ&イヴァン・オーズリー)
ピーエル・ブーレーズ他
[監督]ジャック・マラテル
[制作]1993年

 きゃ~マッツ・エク見ちゃった。
 ストラヴィンスキーの春の祭典を天才振付け家たちがいかに振付けたかのドキュメンタリー。これ、すごすぎる番組。山岸涼子もきっと見たに違いない。だって最初に出てくるパリオペの振り付け、ピエトラガラが踊っているのだが、その格好、まさに山岸涼子様の漫画で描かれていたそのままだったからだ。
 そしてなんとその周りで踊る男の子のひとりが、ホセ・マルティネスさまだったのです。若い!かわいい!
 ピナ・バウシュ、煙草をスッパスパ吸いながら振付指導。いやー迫力。
 マッツ・エクは日本の侍と芸者?の悲恋ものにしていた。日本の歌舞伎に魅了されてる海外の振付家って多いのね。ベジャールもそうだもんね。


2003年5月31日 NHK教育 ETVスペシャル
「21 世紀 現代バレエは どこへ」

出演:インタビューあり モーリス・ベジャール ~ピラミッド ほか
            イリ・キリアン
            マイヨー 
            マイヤ・プリセツカヤ ~大昔のドン・キホーテのキトリ
       amazing アンヘル・コレーラ 
             ~ドン・キホーテ with アリーナ・コジョカル
            マリシア・ハイデ 
      ~ジョン・クランコの作品「じゃじゃ馬馴らし」
         withリチャード・クラガン
      ~クランコ版ロミオとジュリエットのティボルとの死を嘆く
       ジュリエットの母
            吉田都 「眠りの森の美女」稽古
             金森穣 金森の作品の稽古と舞台
         
   映像のみ マラーホフのクランコ版ロミオとジュリエット
        マラーホフの白鳥の湖 王子のソロ
        ルジマトフのジゼル
        ヴィシニョーワの眠りの森の美女パドドゥ
        アナニアシヴィリのドンキホーテなど
    2002モナコ・ダンス・フォーラムでのニジンスキー賞授賞式
       出席者;モーリス・ベジャール
           モナコのカロリーヌ王女
           マイヨー(主宰者)
           マリシア・ハイデ
           ジャンヌ・モロー(司会)
           オレリー・デュポン(大人気)
           ルシア・ラッカラ(ニジンスキー賞受賞)
           ウィリアム・フォーサイス(ニジンスキー賞受賞)
           男性のニジンスキー賞受賞者は
            ウラジーミル・マラホフ(代理人が出席)
           ジャン・クリストフ・マイヨー(ニジンスキー賞受賞)
           チャカウェイ(ニジンスキー賞新人賞受賞)
           ベジャール(ニジンスキー賞受賞)
  
  すごい番組。すごすぎる。やっぱりNHKだけが出来る世界ですね。後半はモナコダンスフォーラム密着映像になってたのでトーンダウンしたけど最後の授賞式はやはりすごい。バレエ界のアカデミー賞、まさに。毎年ぜひ放送してもらいたい。
 なぜかタマラ・ローホだけは流石のNHKアーカイブにも映像がなかったらしい。ノミネート者の映像だけでもものすごい。アナニアシヴィリにデュポンにラッカラにローホにコジョカル ヴィシニョーワ 男性はマラホフに、フリオ・ボッカ、カルロス・アコスタ、ドミニク・マーシー、ニコラ・ル・リッシュ
 個人的にはアンヘルのドンキに大感動。マラーホフのロミオにも。
 NHKさんありがとう!
           

2003年5月24日 NHK BS2で再放送
ダンサーズドリーム ルドルフ・ヌレエフの世界 
  Part2 ロミオ&ジュリエット

1999年製作のドキュメンタリー
出演 パリ・オペラ座の振付指導者 パトリック・ルアンヌ
ロミオ;マニュエル・ルグリ
ジュリエット;エリザベス・モラン
ティボルト;カデール・ベラルビ
マキューシオ;ライオネル・ドラノエ

 この人がバジルさまのおっしゃっていたルアンヌ女史か… すばらしい女性ですね。エリザベス・モランに指導して踊るとき、とっても美しい表現力豊かなお手本だった。このヌレエフ版ロミジュリに対する理解も深く、さすがヌレエフと踊っただけあって、目からウロコが落ちる思いでした。
 映画「シェークスピア・イン・ラブ」にも描かれていたように、シェークスピアの時代には女優がいなかったので、男の子がジュリエットを演じていた、それで原作もジュリエットは男の子のような人物像であり、ヌレエフはそれに忠実にジュリエットを男の子のように演出した、とか。
 ヌレエフがマーサ・グラハムのコンテンポラリーダンスに影響を受け、ポアントでは難しい 軸をはずした回転や 崩したアラベスクなど、技術的に大変斬新で難しいものを要求した、とか。
 ティボルトとロミオの決闘シーンはフェンシングの先生を呼んできて基本的なことをみんなマスターしたとか。
 あの有名なバルコニーシーンは庭園のシーンに変わっているとか。
 ヌレエフの振付はバレエ的で美しく、技術的にすごく高度だ。全てのセリフをバレエで表現してるとでもいうか、、演技の部分もバレエで表現するというか。内面の苦しみを表情のみならず体で表現することが要求される。たとえばティボルトの嫉妬のシーン、ジュリエットのティボルトが殺されて何ともいえない深い悲しみの踊りのシーンとか。
 そしてティボルト役で登場するベラルビが良かったなー パリオペはすごい人がそろっている。ほんとに。
 

パトリック・デュポン

about「パリ・オペラ座のエトワールたち」2003年4月クラシカ・ジャパンで放送

[出演]シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ、ノエラ・ポントワ、パトリック・デュポン他[演目]エスカミーリョ、ル・プティ・パン、グラン・パ・クラシック、ひとりの女、「白鳥の湖」より、ローズ・アダージョ、スパンコール、黒鳥のパ・ド・ドゥ他[監督]ジャン・C・ヘニン[制作]1985年


 もう20年ぐらい前だと思うのですが、上野の東京文化会館でパトリック・デュポンのベジャールの「ボレロ」を見た。ずーっとパトリック・デュポンの顔を忘れていたが、こないだ「オペラ座のエトワール達」という番組(クラシカジャパンで2003年4月に放送)に出ていたので思い出した。「デュポンと熊川は嫌い」と言っている人がいたがなるほど、似ている「俺さま」という存在感、尊大なほどのテクニックの力強さなど… 牧神の踊りを踊っていたパトリック・デュポンのマイムがすごくてびっくりした。葡萄を食ってるのだが最初ホントに食っていると思って見ていたよワタシ。それくらいすごい。
 アダムが3幕で登場した時はガム噛んでるのにいつのまにかどっかにガムがいっちゃってる、つまりマイムか?とやっと気付いたのと同じ。ワタシ アホです。

マニュエル・ルグリ

about「オペラ座のエトワールたち」2003年4月クラシカ・ジャパンで放送

 その同じ番組にルグリが出ていて、ギエムと踊っていたが超若くて、ダサダサ。今の洗練された美しいルグリさまの面影は何処にもなく、ほんと田舎のぽっと出という若造でビックリ!!

ロイヤル・バレエとパリ・オペ

マクミラン振付プロコフィエフ音楽「ロミオとジュリエット」
1984年英、コヴェントガーデン王立歌劇場
ジュリエット;アレッサンドラ・フェリ
ロミオ;ウェイン・イーグリング
マキューシオ;スティーブン・ジェフリーズ
ティボルト;デヴィッド・ドリュー
ベンボーリオ;マーク・フリーマン
パリス;ジュリアン・ホスキング
マンドリンダンス;ジョナサン・コープ アシュレィ・ペイジ
英国ロイヤル・バレエ団

ヌレエフ版プロコフィエフ音楽「ロミオとジュリエット」
1995年 仏、パリ・オペラ座
ジュリエット;モニク・ルディエール
ロミオ;マニュエル・ルグリ
マキューシオ;ライオネル・ドラノエ
ティボルト;シャルル・ジュド
ベンボーリオ;ウィルフリード・ロモリ
パリス;ホセ・マルティネス
仏、パリ・オペラ座・バレエ団


パリ・オペのロミジュリとRBのロミジュリ見ると、あまりの違いにびっくりする。もちろんRBはマクミラン版でパリ・オペはヌレエフ版なのだが、振り付けだけではない違いがある。それは人間性だ。RB版は人間くさい。世俗的だ。ロミオのキャラが、もちろんウェイン・イーグリングとルグリの違いでもあるのだが、前者は超プレイボーイで軽く、後者は哲学的で重い。もともとロミオという人物設定がこんなに軽いわけないけど、と思うぐらいプレイボーイ。ジュリエットが少女キャラというのはモニク・ルディエールもフェリも同じだが、モニクは逆に人間くさく、フェリは妖精のようだ。
 きっと、英国のバレエはシェークスピアの国でもあるわけで、多分に演劇的なのだ。フランスのバレエはやはりファンタスティックな要素が強いように思う。やっぱりアダム・クーパーはまさにこのRB出身なわけで、彼のティボルトはすごそうだよね、演劇的でと容易に想像できる。いっぽう、パリ・オペのティボルト役のシャルル・ジュドは白眉だった。ジュリエットとの幼馴染でほんとうに妹のように彼女を愛し、ロミオへの嫉妬がすさまじく暗く苦しみが感じられる。ただの粗野な暴力マッチョ男ではなく、知的なティボルトだった。
                           2003年5月11日 補筆

ウラジーミル・マラーホフ

about ABT「海賊」2003年4月

 このDVDを買って一番びっくりしたのが、マラホさまが脇役だということだった。しかも奴隷商人という小悪党役! DVDのジャケットはマラホ様なんだよ~ これって詐欺じゃないの? でも、許す! このバレエで一番気に入ったのがマラホさまの奴隷商人だったので。まるで空中を漂うかのようなジャンプ。飛んでいるのでなく、ただよっている。この人のThe Swan 見たらすごすぎて失神するかも。そして演技! 何とも言いようがないが、小悪党の演技がサイコーなんです。パロマ・ヘレーラも死ぬほど良かったけど、(ジュリー・ケントの100倍)二人の絡みがすばらしい。
 付け加えればやっぱアンヘル・コレーラも凄まじかったし、イーサン・スティーフェルは大金持ちをからかうジュリー・ケント見て大笑いする笑顔が最高です。

マイヤリング

マクミラン振付「マイヤリング」
1994年英、コヴェントガーデン王立歌劇場
ルドルフ皇太子;イレク・ムハメドフ
心中する愛人;ヴィヴィアナ・デュランテ
酒場女;ダーシー・バッセル
皇太子の友人4人のうちのひとり;アダム・クーパー
1幕で皇太子と踊る女性;サラ・ウィルドー
ジェーン・バーン
デレク・レンチャー
ニコラ・トゥラナ
レスリー・コリア
マシュー・ハート

 念願のアダム出演舞台「マイヤリング」を見ました。スカパーのクラシカ・ジャパンで放送されたのです。びっくりしたのはイレク・ムハメドフの演技力。狂気のルドルフ皇太子役がはまっていた。確かにこれをアダムが演じたらどんなになるのか、ちょっとすごいような気がします。
 イレクは1960年生まれ。今年(2003年)はなんと43歳
 On Your Toes にも出るわけだがすごいよねー。
 次にびっくりしたのは、サラ・ウィルドーがとてもコケティッシュで美しく、踊りも素晴らしかったこと。アダムが惚れるのも無理ないよ…。それ以外の女性の出演者もすばらしかった。
 ニコラ・トゥラナは皇太子の母、エリザベート皇后の役だが、美しかった。女優のように。この人は「三人姉妹」で長女のオリガを演じているがこの役も押さえた感情表現がすばらしかった。
 ブラツフィシュ役のマシュー・ハートの踊りがすばらしかった。
                 2003年5月13日記


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