
Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist
三越カルチャーサロン 公開講座【1日・短期講座】[05]
今井俊輔(バリトン)によるオペラから拡がる音楽の世界vol.6
綱町三井倶楽部でクリスマスの優雅なひとときを
2025年12月12日(金)午前11時30分~午後2時30分
綱町三井倶楽部(港区三田)
出演:
今井俊輔(オペラ歌手/バリトン)
濱野基行(ピアノ)
【概要】~大正時代に三井財閥が遺した名建築「綱町三井倶楽部」でソロコンサート~
オペラやカンツォーネ、日本歌曲と多彩なジャンルを、変幻自在なバリトンの歌声で自慢のコース料理とともに(ランチコース、ワンドリンク付)
問い合わせ:三越カルチャーサロン(日本橋三越本店 新館9階
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今井俊輔クリスマスランチコンサート@綱町三井倶楽部
三田の洋館の大ホールでバリトン今井俊輔氏のクリスマスランチコンサート。
コースの高級フレンチと渋い今井俊輔さんの声のマッチング
ゴージャスでした!
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前説的な担当者のトーク
今井俊輔さんのこの企画の経緯を説明。この企画は??年以来??回目。この形式では2019年以来?回目。クリスマスの季節での開催は昨年以来2回目。
この会場 綱町三井倶楽部は1913年に三井家の迎賓館として建てられた。
設計はジョサイア・コンドル博士で
ルネッサンス様式
ビザンチン様式
バロック様式と調和している。
英国風の西洋庭園もコンドル博士の設計。
終了後庭園を散策もできる。
とのこと。
ランチ終了後、颯爽と入場する今井俊輔さんとピアニスト濱野さん。
♪ある愛の詩
英語歌唱。
のっけからレガートでパワフルな歌唱。
♪慕情
"L'Amore E' Una Cosa Meravigliosa"
(Love Is a Many-Splendored Thing)
イタリア語歌唱
Amore, meraviglioso amor. Amor
TALK》
※以下はメモをもとに概要、抜粋。
今井俊輔「(この会場ではお客様の顔がよく見える)緊張せずに空気感を楽しんでほしい。こういうクラシカルなコンサートでは(マイクがないので)お客様と(演者との)の境界線がほとんどない。お客様のオーラが(コンサートの雰囲気を)創り上げていく。お客様は何をしてもいい。何をしなくてはならないということもない。酒を飲み過ぎて倒れたら僕が助けに行ってお姫様抱っこする(笑)。気持ち悪くなったら気分転換に出て行ってくださってもいい。」
Be my Love
英語歌唱。高音G?最高にパワフル。
Moon river
英語歌唱。ピアノのアレンジがすばらしすぎる!!!いつも濱野さんの間奏がすごすぎる。とてもジャージーで酔いそうだ。
今井さん、最後の音をすごく伸ばす~
「ゴッドファーザー」より愛のテーマ
イタリア語。高音はF?
開けっ放しのカーテンの背後に広がる広大な英国庭園の枯葉が舞い落ちる。
今井俊輔氏はその舞い落ちる枯葉を背景にスタイリッシュに歌う。まるで映画みたい。
TALK》
今井俊輔「(大盛況で満席?)お客様150人近い。カーテンは(締めてくれという依頼もあるのだが)カーテンは音を遮断してしまうので逆光スミマセン。
さて第九シーズンです。第九もいろいろあるので(間違えないよう)作曲家を調べてくださいね。ブルックナーとか。
ここからはクリスマスの歌。クリスマスは欧米では「メサイア」。アリアを歌う。Trumpet shall sounds トランペットはいないのでピアノで。
Handel
The Trumpet Shall Sound
"Behold, I tell you a mystery...The trumpet shall sound"
バスのアリア。これをBCJ所沢公演でロデリック・ウィリアムズが歌ってですね、めっちゃすばらしかったんですけどそれを思い出しました。ロデリック・ウィリアムズはチャールズの戴冠式セレモニーでも歌っていた歌手です。
バスの低音がすごい!ピアノが奏でるTrumpetの音色がすばらし!
クリスマスソングだけでなくこういう選曲がさすが今井さんの本気度が伺えます。
荒野のはてに
Gloria in excelsis Deo Angels We Have Heard on High
White Christmas
英語。伸ばす~~
We wish you a merry Christmas
英語。最後音上げる。
真剣に聴き入る客の顔もよく見える会場。Intimateな会場。
TALK》
今井俊輔「最後の曲はオペラから。ぜひオペラに興味を持っていただければ。僕はイタリアオペラが専門ですが。イタリアオペラは総合芸術というより、エンターテイメントと思っている。
ジュゼッペ・ディ・ステファノ、マリオ・デル・モナコ フランコ・コレッリ マリア・カラス ティート・ゴッビ Gobbi そうした恐竜時代、いや、黄金時代に彼らの作品を聴いて「すごい!」と思った。オペラは生で演奏されるものなので歌も生で歌う。今はAIの時代だけど唯一今日しか聴けない、本当の音はこの空間でしか聴けない。足を運んでほしい。立つのが厳しいという人も。僕が膝のコンドロイチンになりますから!
「トロヴァトーレ」のルーナ伯爵のアリアは、バリトンの歌には珍しく、愛を直接的に表している。バリトンは普段は越後屋(悪役)的なものが多い。
先日の『高野聖』は親仁(オヤジ)の役でした。楽屋でコールがかかるんです。『オヤジさん、かみてにスタンバイお願いしま~す』
『高野聖』は、ぜひ東京公演も実現してほしいですね!」(以上トーク)
ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」からルーナ伯爵のアリア
♪君の微笑みは星にも勝る
Il balen del suo sorriso (Il Trovatore)
Tutto è deserto, né per l'aura ancora
Suona l'usato carme…
In tempo io giungo!
Ardita, e qual furente amore
Ed irritato orgoglio
Chiesero a me. Spento il rival, caduto
Ogni ostacol sembrava a' miei desiri;
Novello e più possente ella ne appresta…
L'altare! Ah no, non fia
D'altri Leonora!…
Leonora è mia!
Il balen del suo sorriso
D'una stella vince il raggio!
Il fulgor del suo bel viso
Novo infonde in me coraggio!...
Ah! l'amor, l'amore ond'ardo
Le favelli in mio favor!
Sperda il sole d'un suo sguardo
La tempesta del mio cor.
高音A?
大喝采でステージに呼び戻される二人。
TALK》「ミニアルバムの第6弾が出ました。(示す)
BS日本「こころの歌」に出演しているが、このメンバーと I am I (逆から読むとIMAI(今井))コンサート。編曲は濱野君がやってます(拍手)一人一人の個性に合わせた唯一無二の作品。大阪と、さくらホールでコンサートします。
東京二期会「カヴァパリ」東京文化会館改修前に聴けるレアなチャンスとなる。ミキエレット演出。指揮はお菓子が大好きなバッティストーニ。」
アンコール》
Elvis Presley - Can't Help Falling In Love
Wise man say --
ええ曲や~
Granada
スペイン語。ここで驚くべき展開。今井さんが音をものすごく伸ばしてその後技巧的にアドリブでカデンツァ風にいじって歌ったら即興でそれに合わせて濱野さんが♪雪やこんこん を弾き出したのだ。まじすごくない?
最後はG?
CD購入者のサイン会あり。
お疲れ様でした。
※高音などの表記は後ほどできる範囲で修正させていただきます🙇

Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist